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高原川でCaddisの最終テスト

高原川全景
Angler: 北出 弘紀
Field: 岐阜県 高原川 Date: 04/26/2008
Data: イワナ 42cm ヤマメ 31.5cm
Bait: Caddis45
Color: ブルーバックシルバー (プロト)
Color: グリーンバックゴールド (プロト)

先週の土曜日、26日にCONRAD55とCaddis45のファクトリー最終モデルをテストするために岐阜県は高原川に行ってきました。モンスターイワナの宝庫として有名な高原川ですが、2週間ほど前に放流があったと聞き気にはなっていたのですが、なかなか仕事の都合で行くことができずこの日の釣行となりました。

行ってみると、高原は雪代も入り水量も多いため、釣りができる場所は限られていましたが、車で各スポットを見ながら幾つかの場所に絞込み釣りを開始しました。仕事柄?研究のためにケースの中には他社の様々なルアーがびっしり詰め込まれています。やはり他社のものでも良いルアーは良いし、テストのときでも秀逸な一品というのは思わず手が出てしまうものです。

比較的に出番が多いのはケイソンのトリコロール55s、それともはや渓流アングラーには定番のDコン50ですかね。この2つは、わりと川幅のある河川では飛距離も稼げて使いやすいミノーです。最近注目のミノーは青島工房の流(Ryu)MDシンキング5cm、先日デビューされたメトロトラウトmt:i。この2つは飛距離が伸びるにも関わらず重すぎず、水中での安定性は抜群でトゥイッチにもレスポンス良く反応する切れの良さ。どちらも使いやすく完成度の高いミノーです。

あまり自社のブログで他社の商品をご紹介するのもどうかなと思いますが、良いものは良いというスタンスでありたいですし、だからこそそれを超えるモノを作りたいという、何か闘争心とでもいうのでしょうか、そんな思いがこみ上げてくるんですよね。

私が考えるに、NORTH CRAFTのルアーが存在する意義は2つあって、全てにおいてトータル的に優れているモノを作り続けること、もう一つは世の中に存在しないモノを作ること、そのどちらかしかありません。同じ渓流ミノーでも、Caddisは前者、CONRADは後者ですので、この辺はユーザーの方にもぜひ知っておいて頂きたいと思います。

CONRADは細かなウォブリングが特徴で、ボトムに魚が張り付いているときに効果を発揮するミノーです。カウントダウンにより、様々な深度のボトムをトレースすることが可能です。一見、ボディーのわりに大きく見えるリップが付いてますが、このサーキットボード製のリップがボトムの石に触れると跳ね返り、根掛りを回避してくれます。ウェイトの重心がアイよりかなり下に位置しているため、回避したルアーはすぐに元に戻ろうとして水面から飛び出すことはありません。

プラスチック製のリップの場合、CONRADと同じ性能を求めると、リップが長くなりすぎてボトムにスタックしやすくなりますし、サーキットボードのように跳ね返りが少ないように思います。こう説明しますと、全てにおいて万能のように見えるサーキットボードですが、実は唯一 欠点があります。

特に渓流のようにルアーが硬い石などにヒットする場合、石にリップが当たると、僅かづつですがリップが磨耗してしまいます。この辺は、将来の課題と思っていますが、現在のところ、これ以上の素材が見当たらないため当面はサーキットボードを採用するつもりです。1個のルアーと言えども高価なものですから、永久的に姿形が 変わらないものが理想なのですが、あらゆるものにおいても長所、短所があるということでご理解を頂きたいと思います。

ルアーの説明が長くなってしまいましたが、高原川の釣行に戻ります。

水量の多い状況では、やはりプールを中心に攻めることになりますが、餌釣り師やアングラーの多い高原川では、まず落ち込みから中心部のいわゆる「おいしいところ」はすでに叩かれていることも容易に予測できますし、まずプールの中での魚がいる場所にはミノーが届かないこともあり、プールの開きの部分を釣ることにします。

神岡の周辺部から釣り始め、他社のルアーを織り交ぜながらCaddis45のキャストを繰り返します。流れが緩やかで大きな石が入っているプールの開きを、アップクロスからのトゥイッチングでファーストバイト。これがなかなか手元に寄らず、ネットに収めてみると、いきなり40アップの見事なイワナでした。

北出

イワナ

Caddisはアップクロスからクロスにキャストし、トゥイッチをかけ誘い出す釣りを想定したミノーで、ロッドのアクションに素早く反応し、切れの良いヒラウチを演出してくれるように突き詰めました。度重なる実釣とテストの結果、他社のものと比較しても満足のいく仕上がりになりました。飛距離、アクション、ダウンでの安定性、どれを取ってもストレスを感じません。

その後も同様のシチュエーションで25cm前後のイワナを2匹追加し、場所移動。今度は奥飛騨に近い上流部に向かいます。

実は高原川が横断する神岡には釣りに詳しい知人が住んでまして(数年前は金沢の某釣具店さんのスタッフでよくお世話になりました)彼のアドバイス によると、水量が多く雪代の入った低水温時には、温泉のある上流域に行った方が無難だ、とのこと。あまり良い状況ではなかったので素直に従うことにしました。

高原川釣行

この日は雨が降ったりやんだりでアングラーの姿はまばら。比較的に好きな場所に入ることができましたが、 やはりプールの落ち込み、ディープでは反応なし。目立たない小さなポケットやプールの開きを攻めると、今度はヤマメがヒットします。

下流部ではイワナばかり、上流部ではヤマメばかりと、ちょっと違和感のある釣果ですが、おそらくこれは放流場所の関係、もしくは水温の差でこのような結果になったのだと思います。この日は曇りでしたが、ブルーバック、グリーンバックのカラーに反応が良いように感じました。

帰り際には尺ヤマメもヒットし最終テストも上々の結果となったわけですが、今回は他社とのルアーとローテーションしながらのテストにも関わらず、Caddisに軍配が上がったので大満足!もちろんここぞという場所で出番が多い分だけ、多少の贔屓はないとは言えませんがね。

ヤマメ

ウェイトは2.8gのシンキング。フックは今のところCultiva STBL1.56の#12を予定しています。5月には皆さんのお手元にお届けできるよう頑張りますので、もうしばらお待ちください。

PS
BLISTOL、Valantineのファクトリーモデルも、ようやく完成しました。

後は部材を発注して作るだけです。(これに時間かかりそうですが・・・)
同じく5月中に発売できるか?なんとか頑張ります!!

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