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ランカー捕獲の最終兵器

シーバス 85cm / AIR OGRE 85 S / 036 スケパールキャンディー

Angler: 大平 正満
Field: 福井県 九頭竜川
Date: 07/24/2010

Fish: シーバス 85cm

Bait: Ot AIR OGRE 85 S
Color: 036 スケパールキャンディー

朝7時。気温30度!道路脇、表示盤の温度計が早くも暑さで悲鳴をあげてるように見える。

この日すでに釣りを開始して1時間。下流域にて2バイト、2フィッシュを展開するもサイズが50cm 前後と納得いかない。夏のビッグフィッシュを求め中流域に足を運ぶ。狙うポイントはインレットを含む複雑な水の絡みがある場所。

リミットタイムが決まっており残り1時間勝負!
自分なりのルアーセレクトプランを設定し、それぞれのルアーをテンポよく流してみる。
表層系から順に流すも反応ナシ。エアーオグルも3巡目にサーチさせるが反応がない。ソフトルアーも含め5つほどルアーローテーションした所で再度エアーオグルをチョイス。

この時、どうしても試してみたいアクションがふと頭をよぎった。
それは以前高知遠征時に NORTH CRAFT 代表の北出 氏がアカメを仕留めたエアーオグルの ” リフト & フォール ” 。

クリアウォーター、day ゲームという状況・・・これしかない。

まずはオイシそうな場所に UP で流しながらリフト & フォール。水色はほぼクリア。サイトフィッシングに近いがこのドキドキ感がたまらない。反応がないのでポジションを変え DOWN で流してみる。

リフトしテンションフォール。流れの押しも加わり綺麗に違和感なくフォールしていくと黒い陰でエアーオグルが消え、その瞬間シルバーブレッドが輝きを放つ。キタッ!!

アワセた瞬間からランカーシーバスと確信。しかしここで難題が。水中ストラクチャーがシーバスとロッドの間にあることに気づく。すかさずバッドパワーにて強引に浮き上がらせ、引き寄せてから足下で存分に暴れさせランディング。

シーバス 85cm / AIR OGRE 85 S / 036 スケパールキャンディー

答えを出すまで苦労したが、エアーオグルのランカー捕獲力に脱帽した釣行だった。

アンチョビで尺アジ

アジ 37cm / アンチョビ 12g /  ピンクホロイワシ / 岡崎 好伸

Angler: 岡崎 好伸
Field: 福井県 九頭竜川 河口
Date: 07/16/2010

Fish: アジ 37cm 他6本

Bait: Anchovy 12g
Color: ピンクホロイワシ

この時期というか通常ならば初夏のゲームの1つが、河口域でのアジングゲーム。
今年はいろんなことが通年より遅れ傾向で、ようやくセミの声も聞こえるようになってきました。そして、アジングも開幕。尺クラスの良型アジがメタルジグで狙えます。

ワームなどは一切不要。底まで一気に落とし、8割方フォールでアタリをとっていきます。
ワンピッチを基準にロングジャークやシェイクなどでシャクリ上げ、フォール中のアタリに全集中を注ぎ込みます。シーバスと同じく、アジも「吸い込み捕食型」でアタリを感じたら即アワセを入れます。違和感を抱きジグを離す前に上アゴにフッキングさせるためです。

その捕食のファクターの一つで「吸い込みやすいジグ」がアンチョビシリーズなんです。
細身のシルエットで吸い込みにも違和感なく口の中に入り、テンションフォールでもフォールスピードが比較的速く、アジの食性に好刺激!

釣行当日はアンチョビ12g (ピンクホロイワシ)で最大37cm を筆頭に6本キャッチ!
バラシも含め多数のアタリを呼んでくれました。またスゴイことに全部が35cm 以上の良型アジ。いい思いをさせてもらいました。

アジ 37cm / アンチョビ 12g /  ピンクホロイワシ

今話題を呼んでいるショアからの「メタルアジング」。皆さんも是非、食べても美味しい大型のアジをアンチョビシリーズで楽しんでみてはいかがでしょうか?

サーフの砂マルゲーム

シーバス / BM 80 ZX / 002 パールコットンキャンディー / 丸山 政寅

Angler: 丸山 政寅
Field: 白山市サーフ
Date: 06/01/2010 AM 4:30

Fish: シーバス

Bait: OCEAN TRADITIONAL BM 80 ZX
Color: 002 パールコットンキャンディー、016 ゴールドチャート

こんにちは石川県在住の丸山政寅です。

僕が住んでいる南加賀の海岸線は波によって砂が流されないようにするため、多くのテトラ帯によって守られています。
そのテトラ帯には春から夏に向かってシーバスが集まります。
積み重なっているテトラの隙間にはシーバスのベイトとなる小魚や甲殻類が住み着いていて、潮の流れや波の影響によってベイトが流されるのをシーバスは静かに隠れて待っているのです。

釣行当日はまだ薄暗い AM4:00にポイントへ入りました。サーフへ行くと波はベタ凪、無風の状況。テトラの様子から水位が低いことがわかりました。

まずは手前のテトラ帯の際をチェック。テトラ帯の際に BM 80 ZX をキャストしシーバスからの反応を伺います。しかし、手前のテトラ帯は流れも弱く BM 80 ZX のレンジをキープするだけで大変な状態。流れが発生しているところを探すため少し沖にあるテトラ帯をチェックします。

飛距離を出さないと狙えないポイントなので BM 80 ZX の飛距離はいつも本当に助かります。
フルキャストで沖のテトラ際にキャストして少しテンションフォールで流れを感じます。BM 80 ZX から伝わってくる波動を感じながらリトリーブを開始。すると流れが弱くなったポイントで小さなバイトが伝わってきました。

キャッチしたのはセイゴクラスのシーバス。
沖の流れが発生している所にシーバスがいるようなので重点的にキャストを繰り返します。
より流れが強く感じるところで2度目のヒット。しっかりとフッキングして一気に砂浜にずり上げます。少しサイズアップ、よやく50cm 台のシーバスがきました。

シーバス / BM 80 ZX / 002 パールコットンキャンディー、016 ゴールドチャート

群れがいるのかと思いカラーチェンジなどいろいろ試しましたがその後は無反応。どうもテトラ帯に居着いたシーバスのようです。

これから夏本番に向かってまだまだ楽しめるサーフゲーム。皆さんも是非近くの海岸へ出掛けてみてください。特にしばらく雨が降らない日が続いているような状況では思わぬ釣果に恵まれることもあります。朝マズメはとても気持ちいいですよ♪


Air OGRE 85 SLM

ハイブリットシーバス / AIR OGRE 85 SLM / 098 マイワシ / 榊原 和寿

Angler: 榊原 和寿
Field: 熊本県南の地磯 & 河口エリア
Date: 03/19/2010

Fish: ハイブリットシーバス

Bait: OCEAN TRADITIONAL AIR OGRE 85 SLM
Color: 098 マイワシ
Bait: OGRE 85 S
Color: 紫鰯 (ムラサキイワシ)

ご無沙汰しておりました!熊本エリアの榊原 和寿です。
九州の熊本ではデイゲームが開幕致しました!!
県外からもたくさん来て頂きホーム球磨川は賑っております^^

さてさて・・・・・・
今回はもうすぐ発売予定のエアーオグル 85 SLM (スラローム)でのレポートです。

ナイトゲーム、向かった先は県南の地磯が絡む河口。
満潮から下げが効いてベイトがざわつき良い感のタイドが走っていました。

発売前のエアーオグル 85 SLM (スラローム)をメインにオグル 85 S(生塗り)とジョイントルアーを使っての釣行。

エアーオグル 85 SLM を終始投げながら、3連ジョイント BIG ルアーで波動を変えて2~3投でオグル 85 S に戻して 3D レンジを早い動きで探りながら、エアーオグル 85 SLM でスローで喰わせるっと言った感じでゲームしてきました。
ナイトゲームなので感覚だけが頼りになってきます。
エアーオグル 85 SLM の波動をティップ圧で感じながらリトリーブスピードによる波動変化と潮圧による波動変化を、ロッドを介して伝わる感覚で感じ取りながら、どう使えばベストなのかを自分なりに見つける作業のゲームでした。

そして今回、見つけたエアーオグル 85 SLM の私の通うエリアでの使い方が、「パンパンフォーリンラブ」メソッドです^^

砕いて申しますと、ステディーリトリーブでも十分に釣れる動きですが、タイドが効いていないオフタイドの状況で、今回ショートバイトが2連続で続いたのでステディーリトリーブスピードはそのままにして、一定の間隔でテップで弾く様にパーンパーン!とスロージャークを2回から3回入れてフォールさせずに直ぐにステディーで巻き、タイドを感じた瞬間にティップを戻しての完全なフリーフォールを繰り返すメソッドです!

エアーオグル 85 SLM もオグルも、その形状からは想像もつかない程のカッ飛び飛距離を生み出します!!

フォールですが、フォールにはテンションフォール(ロッドの位置はそのままで)とフリーフォールがあるのはご存知ですよね^^
エアーオグル 85 SLM はフリーフォールが良いように感じました。このフリーフォールは単純にリーリングを止めてフォールするのではなくて、リーリングを止めるのと同時にロッドをラインが入ってる方向に大胆に戻してあげるんです^^
「餌釣りの送り込む」と言う動作をしてあげる事をフリーフォールと今回は解釈して下さい^^

今回のエリアは流れの効いた河口の下げ潮でしたので、テンションフォールでは沈下の波動が流れによってテンションがかかり、レンジが下がりながらの横引き(通常)の波動のままになってしまい、フォールの動きをしないので、流れに負けて自然にフォール(沈下)するようにロッドを送り込み、テンションフリーでのフォールをすることによって沈下の縦の波動を出す事で、違和感をもちながら追尾してるシーバスに口を使わせると言ったメソッドです。

「パンパンフォーリンラブ」
フローティング以外のルアーなら効果ありますので、試してみてくださいね(*^_^*)
オグルは秘めたるポテンシャルがとても高いベイトですので使ってみてください!!

今回はエアーオグル 85 SLM のインプレでしたが、機会があれば他のシリーズも実釣してお伝えしていきますので、これからも宜しくお願い致します。

BM80EX シーバスゲーム

シーバス / バリスティックミノー 80EX / 丸山 政寅

Angler: 丸山 政寅
Field: 富山県
Date: 04/02/2009
Fish: シーバス
Bait: BM80EX
Color: 真珠赤頭 (パールレッドヘッド)
Color: メタルギーコ (フィッシャーズカスタム)

こんにちは、いつもソルトゲームを楽しんでいる丸山政寅です。

すでに全国的には開幕している春のシーバスゲーム。やっと、北陸地方にもシーバス達が沿岸部に戻って来たようです♪

先日、僕も待ちに待ったシーバスゲームを楽しんできたので報告したいと思います。

春先のシーバスゲームは例年、大きな河川の河口周辺でシーバスの良い釣果があります。

サイズはまだまだ小ぶりなのですが、ベイトを探して捕食しているシーバスにとって喰いっぷりは、最高♪ ガッツリとルアーにアタックして来ます。

シーバス / バリスティックミノー 80EX / 真珠赤頭 (パールレッドヘッド)
この日も PM10:00 頃からポイントに入り、河口部の流れを感じるポイントにBM80EXでシーバスを探していきます。

BM80EXをキャスト後、テンションフォールで少し沈めます。フォール中にもバイトがあるので着水と同時にヒット! なんて嬉しい事もあります。

河川の流れを感じながらスローリトリーブでルアーが表層を泳いでいるようなイメージでシーバスを誘います。活性の良いシーバスがいれば流れの中で、「ゴン、ゴン」と心地よいアタリがあります。

おそらく小さな群れで河口周辺のベイトを探しているようで、タイミングが良いと連続ヒットに繋がることもあります。

シーバス / バリスティックミノー 80EX / メタルギーコ (フィッシャーズカスタム)

ベイトの確認はできなかったものの、河口付近には多くのシーバスと、多くのベイトが集まってきているように思います。

サイズ的には、まだまだ満足のいくものではありませんが、春のシーバスゲームを十分に堪能できました。初夏にかけて、平均気温の上昇と共に、シーバスの活性もアングラーの活性もドンドン上がっていきます。

是非、皆さんもシーバスロッドを持って河口部周辺でシーバスゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか?

シーバス / バリスティックミノー 80EX / 真珠赤頭 (パールレッドヘッド)

SEGROで黒鮪20kg

クロマグロ 20kg / SEGRO / 深江真差仁
前回ご紹介させていただきましたクロマグロ専用キャスティングプラグ「SEGRO(セグロ – )」。今回はテスト時の模様をお伝えいたします。

今年の石川県輪島沖では、6月にまき網による大量水揚げ以来、5~80キロまでのクロマグロが漁獲されています。

クロマグロの回遊速度は非常に速いので、本業の漁師たちでさえもその動きを推測するのは困難らしく、1,000本以上が水揚げされる日もあれば10本程度の日もあるようです。

もちろん、我々アングラーにとってはこのまき網漁の存在は脅威な訳ですが、マグロの回遊コースや群れの規模を知る上では重要な情報源となっています。

7月13日、最終テスト中のSEGROのファクトリーモデル5種を持っていざ輪島沖へ。
SEGRO ファクトリーモデル / 石川県 輪島沖

出船前に船長より、前日に1,000本以上のクロマグロが水揚げされたと聞き、漁の行われた海域へと舳先を向けてもらいました。オフショアでの究極のターゲットとも称されるクロマグロは、キャッチに必要な要素が全て噛み合った時にのみ初めて結果が出るゲームです。

待機中これはオフショアゲーム全般に言えるのですが、やはり晴れの日には好釣果が出やすいように思います。

晴れの日には海中が明るくなるからなのか、ベイトが浮くからなのか、それとも鳥たちがベイトを見やすいからなのか?

ともかく、曇天や雨天ではあまり釣果が望めません。当日は午前中は曇り時々雨と、あいにくの空模様。時折遠くでは雷鳴が轟いています。

正午を回った頃より時々晴れ間が覗くようになり、あちこちで鳥山が出来始めました。そして、上空を旋回していた鳥たちが一斉に海面へと突っ込みます。同時に海中からはクロマグロの群れがカタクチイワシを追って水柱を上げています。これは千載一遇のチャンス! 急いで船を回してもらいます。

残念ながら鳥山に近づくにつれ、クロマグロのボイルが収まってきてしまいました。とうとう一度もキャストすることなく、海面はすっかり静まってしまいました。結局、この日はクロマグロのスーパーボイルには一度もルアーをキャスト出来ず仕舞い。

沖上がりまでには三度、クロマグロのスーパーボイルがあったものの、いずれも思う展開にはなりませんでした。確かに、そこにクロマグロは居たのですが、こればっかりは仕方がありません。次の機会に持ち越しです。

石川県 輪島沖週間天気予報と気圧配置の予想図と、毎日睨めっこしながら次の釣行機会を伺います。

迎えた7月17日、能登半島は高気圧に広く覆われ、真っ青な空に海は凪。文句なしの好条件です。午後からは南よりの風が強くなる予報でしたが、出船には問題ないようです。

輪島港より21マイル、クロマグロが回遊している海域を目指します。この日はタックルを3セット用意。リーダーの先にはSEGRO110S、SEGRO110HS、バリスティックミノー100EXをセットしました。

SEGROバリスティックミノー100EXはベリーに鉛シートを貼って32gにウェイトアップし、#5リングにST-66#2を前後にセット。SEGROは共に#6リング、ST-66#1/0をセットしました。

船は間もなくポイントに差し掛かるといったところ。まずは船上の全員の視線とレーダーを頼りに鳥山を探します。

やはり晴天の状況下では鳥たちも賑わしく、羽を休めることなくカタクチイワシの群れを追って飛び回っています。

かなり規模の大きな鳥の群れを発見、しばらく船で追いかけることにしました。

5マイルほど走ったでしょうか。群れの先頭の鳥が向きを変えたかと思うと、突然ダイブしました! 他の鳥たちも次々と海面へと突っ込んでいきます。

ほぼ同時に、ざわついていた海面からクロマグロの水柱が立ちました。あれよあれよという間に辺り一面はまさに洗濯機状態のスーパーボイルを形成しました。

船長は慌てずにナブラが沸き切るのを待ち、船を風上に回してキャストしやすい位置に付けてくれます。

そして、クロマグロのスーパーボイルが完全に射程距離に入りました。

スーパーボイル舳に立っていた私はさっそく、ボイルの進行方向にSEGRO110Sをキャスト。ややテンションをかけてフォールさせます。

すると、コツっというアタリがあったと同時にロッドにテンションが掛かりました。しっかりと2度アワセを入れ、ファーストランに備えます。

思ったよりもラインは出されず、すんなりとファイトの体制に移行できました。その間もスーパーボイルは出っ放しなので、舳先から降りて他のメンバーにもキャストするよう促しました。
ファイト中はラインが交錯しないようにラインの角度に注意しながら一気に寄せにかかります。操舵室からランディングに駆けつけてくれた船長の出したネットに一発で収まり、無事にキャッチできました。後の陸上計測で6.5キロ。エラと内臓を含めて7キロほどでしょうか。丸々と肥えた本メジでした。

本メジ 約7キロ船上では次々と同サイズの本メジがキャッチされ、お祭り騒ぎとなっています。サイズはともかく、かなりの規模の群れのようで、船の周りはマグロだらけになりました。

落ち着いて観察してみるとヒットに持ち込むにはパターンがあるようです。

当日のベイトは10センチほどのカタクチイワシです。巨大なベイトボールを形成しながら、群れは右往左往していました。上空からは鳥が、海中からは本メジが襲い掛かり、時折群れがパッと割れて本メジが突っ込んでいるのがハッキリと見える状態でした。

この状態で効率よくヒットに持ち込むには、まずはキャストの精度が重要です。カタクチイワシの群れの進行方向を見極め、水面に本メジが顔を出す先へルアーを着水させます。

マグロは遊泳力に優れた魚ですが、急激な方向転換は苦手です。なので、ルアーをマグロの鼻先に送り込むイメージで、必ず群れの進行方向の先へキャストしなくてはなりません。

お祭り騒ぎ続いて重要なのはルアーセレクトです。海面近くでカタクチイワシを捕食している状況ではトップウォータープラグでも食うのですが、やはり水平フラップフォールのシンキングペンシルでのヒット率は群を抜いています。

一説によると、マグロが突っ込んでダメージを負い、群れからはぐれてユラユラと落ちる瀕死のカタクチイワシの動きが水平姿勢のフラップフォールとされています。

潜って見た訳ではないので断定は出来ませんが、確かにイワシパターンのクロマグロは水平姿勢フラップフォールのシンキングペンシルでことのほかよく食います。

しばらくカウントダウンさせて食わなければ、トゥイッチングで誘ってから再度フォールさせるのもよい方法だと思います。

同じナブラで同サイズを2本キャッチできた私は、同船者のサポートとカメラ撮影に回り、しばしの間、ことの成り行きを静観することにしました。

スーパーボイルただ、ルアーのテストだけは充分に行いたいので、プロトのルアーを皆さんにも使っていただきました。

輪島沖のクロマグロをターゲットに開発しただけあって、SEGROは好調にバイトを重ねています。ウェイト違いのSEGRO110S、SEGRO110HS共に結果が出せたので、よいデータが取れました。

昨年来、和歌山県紀北でも実績の出ているバリスティックミノー100EXのウェイトアップチューンでも2本の本メジをランディングできました。バリスティックミノー100EXは細身なので強風下でも正確なキャストができ、SEGROとのローテーションで攻め方の幅が拡がります。

バリスティックミノー100EX / セグロ-110途中、一旦沈みはしたものの、スーパーボイルは小一時間続きました。結果、船中6名で11本の本メジをキャッチできました。その後は鳥が羽を休めてしまい、海は静けさを取り戻しました。

次なる鳥山を求めて船を走らせていると、小規模ながら活性の高そうな鳥の群れを発見。

船で追っていると、鳥の群れがベイトボールを捉えたようで、鳥山ができました。やはり、ほぼ同時にクロマグロのジャンプが見え始め、またしてもスーパーボイルに遭遇することができました。
ですが、先ほどのスーパーボイルとは少々様子が異なります。派手にワッと沸いたかと思うとすぐに沈んでしまい、鳥たちも群れを成して移動してしまうのです。ですが、しばらく船で追うとまたワッと沸く、といった具合です。

スーパーボイル姿を現すクロマグロも、先ほどまでとは明らかにサイズが違います。目測で15~40キロオーバーが群れていたように思います。

何度目かの沸きで同船したメンバーが食わせました。フックアップした途端にスピード感溢れるファーストランを見せてくれたのは、17キロクラスのクロマグロでした。

この1尾で再び闘争心に火が着いた私は再び舳先へと立たせてもらい、リールのベールを起こしていつでもキャストできる状態を保ったまま、鳥の群れを追跡します。

しばらく群れを追いかけ、ようやくクロマグロが射程圏内に入りました。ここぞというスポットへキャスト。ベールを返してSEGROをフォールさせます。本メジとは異なる重量感のあるバイトが襲い、思い切りフッキングしました。

5キロ弱に設定したドラグは悲鳴を上げながら逆転し、50メートル以上走られてしまいました。船上の皆はロッドを置き、「この1本を大事に取りましょう!」とサポートに徹してくださいました。

深江真差仁

船べり近くまで寄せると、クロマグロは時計回りに円を描きながら確実に浮上してきます。徐々に間合いを詰め、最後は船長が銛を打ってくれて、クロマグロは船上へと横たえました。クロマグロとしては小型の部類を脱しませんが、今日一番のサイズです。下船後の計量で18キロでしたから、総重量で20キロほどだと思います。

クロマグロ陽が高くなるに連れて、クロマグロのスーパーボイルも収まり、散発的になりました。

結局、当日は船中6名で7~20キロクラスを13本。クロマグロ狙いで船中全員キャッチは快挙といえるのではないでしょうか。

船長をはじめ、漁師の皆さんのお話では、輪島沖のクロマグロは8月一杯までがシーズンだそうです。

トビウオパターンになる日もあるかも知れませんが、大量のカタクチイワシが入ってきているので、当分は安定した状況が続くでしょう。
この日のテストで確信が自信へと変わりましたので、SEGROの最終仕様は決定しました。

SEGRO110 Sは110ミリ/42グラム。SEGRO HSは110ミリ/52グラムです。いずれも3色のラインナップ、フックレスでの販売となります。適合サイズは#6リングにST-66#1もしくは1/0です。

8月末には店頭へ並べられるよう、量産を急ピッチで進めていきますので、ぜひよろしくお願いします。

クロマグロ / SEGRO / 深江真差仁

黒鮪専用ルアーSEGRO

以前より開発を続けてまいりましたクロマグロ専用のキャスティングプラグがようやく形になりました。
今回は製品の紹介をさせていただきます。

近年、急激に人気を集めているクロマグロのキャスティングゲームは、オフショアでは最高峰のターゲットとされています。中でも青森県大間崎沖や秋田県久六島沖では、数年前より遊漁船(漁船)での釣りが確立され、今ではクロマグロのキャスティングゲームがひとつのジャンルとして定着しました。

全国に目をやると他にも山口県見島沖、長崎県七里ヶ瀬、和歌山県紀北沖などが有名です。これらメジャーフィールドではトップシーズンの予約が取りづらいほどの盛況ぶりです。

SEGRO多くのアングラーたちが色々なパターンを突き詰めていった結果、このクロマグロのキャスティングゲームは、その時々のベイトフィッシュの状況によって釣り方が細分化され、それぞれに適したルアーがリリースされています。

この度NORTH CRAFTよりリリースさせていただく運びとなりました新製品「SEGRO (セグロ – )」は、その名の通りカタクチイワシ(セグロ)がベイトになった状況、いわゆる「イワシパターン」に特化したプラグです。

イワシパターンでは俗に言う「ほっとけメソッド」、つまりキャスト後のフォールで食わすという釣り方が非常に有効。
SEGROは、このイワシパターンに求められる性能を集約したクロマグロキャスティングゲーム イワシパターン専用プラグという位置づけです。

イワシパターンに有効なルアーのアクションとは、ボディを左右に揺らしながらの水平フォール。加えてボイルしているマグロの進行方向に正確に投げられる安定した飛行姿勢と飛距離も重要な要素です。
SEGROはボディ底部を面で構成して、フォール中の水の抵抗をローリング方向に逃がす設計をしています。結果、フックを背負うことなく、安定した水平姿勢を保ったままボディを左右にロールさせながらやや前方にフォールします。イワシボールに突進する、セレクティブになったクロマグロを確実にバイトへと導きます。

イワシボール

全長は110ミリで自重は42グラムと52グラムの2種をラインナップ。2種類のウェイトはフォールスピードが異なり、状況によって使い分けることができます。42グラムがSEGRO110S、52グラムはSEGRO110HSのネーミングでデビューします。

イワシボールが鳥山とマグロのボイルに挟まれてボイルがなかなか沈まない状況では、42グラムのSEGRO110Sをおすすめします。イワシボールの進行方向を正確に見極め、マグロの突っ込んでいるすぐ前方にキャスト、ややテンションフォール気味にゆっくりと見せるのが効果的です。

イワシボールこれに対してイワシの密度が低い、あるいは鳥が少ないなどの要因でボイルが長続きしない状況下では、52グラムのSEGRO110HSの出番です。

イワシの鱗が散らばっている周辺にキャストして30カウントほど沈めてみてください。イワシにありつけなかったマグロがSEGRO110HSを引ったくります。

レコードクラスを確実にキャッチできるよう、SEGROは構造線にもこだわりました。SEGROのボディ内部には線径1.6ミリの硬質ステンレス貫通ワイヤーを備えています。
あまり注目視されていませんが、このステンレスワイヤーも材質によって性質がまちまちです。NORTH CRAFTはSEGROに「SUS316」を採用しました。SUS316は素材自体が非常に硬く、強度に優れています。また、錆や腐食に強い、防錆性能に優れた材質でもあります。

ただし素材自体が高価であり、硬いが故に機械加工も困難な素材なのですが、至極のターゲット クロマグロが相手ですから妥協のない開発を進めてきました。

このSEGROの開発にあたり、もうひとつ温めていたのがクロマグロの新フィールドです。

石川県 輪島沖冒頭にも触れたように、メジャーフィールドの人気は過熱度を増すばかり。釣れはじめたという情報が入ってからでは予約すら取れないのが実情でしょう。

クロマグロがキャスティングで狙って釣れる新フィールドとは、NORTH CRAFTの地元石川県は輪島沖です。

輪島港では、今年6月に近年にないほどの大量のクロマグロが水揚げされました。このニュースは全国ネットで報道されましたからご存知の方も多いことでしょう。漁法はまき網漁なのですが、その漁場までは詳しく報道されませんでした。

クロマグロクロマグロが回遊するコースは輪島沖21マイルのポイントです。ここはジギングによるブリ、ヒラマサ、マダイの好漁場として名を馳せるポイントです。毎年のようにクロマグロが水揚げされる輪島港ですが、輪島沖で獲れたクロマグロは石川県内にはあまり流通せず、主に東京築地市場に出荷されますから輪島ブランドのマグロは地元ですらあまり名が通っていないのが実情です。

構想から1年半、マグロの大量水揚げに急かされるようにSEGROの開発を急ピッチで進め、馴染みの船長に船を出してもらうように交渉。船長自身もこれまで遊漁ではマグロを釣らせた実績はなく、意気揚々とはいきませんでした。

次回更新時にはテスト釣行の模様を詳しくお伝えします。楽しみにしてください。

SEGRO