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ウェーディングで狙うバラ

バラマンディ / AIR OGRE 85 S / 016 ゴールドチャート

Angler: YOSHI
Field: Australia CQLD州(セントラルクイーンズランド)
Date: 04/2011

Fish: バラマンディ 4匹 (95~108cm )

Bait: Ot AIR OGRE 85 S
Color: 016 ゴールドチャート

バラ天国を味わった前回、AIR OGRE 85 SLM ゴールドチャートをモンスターにもぎ取られ、それ以降バイト率が急激に低下した。
モンスターによってルアーロストした悔しさが日に日にジワジワと染み出てくる。ついに我慢できなくなり許された休日を使い2日間の遠征を決行した。

かなり距離がある場所だけにお荷物となるボートは牽引せず、車のみでスイスイと長いドライブを経てあのバラ天国へと直行した。前回の釣りでショアから釣れる場所もいくつか目星を付けていたため、どんな釣りが待っているか不安であり、楽しみでもあった。

数日前に降った大雨のため、前回よりも水量が大分増しており嫌な予感がした。さっそく楽しみにしていたポイントをいくつか打ってみるが、反応はゼロ・・・
ショアから、しかもローカルガイド無しの状況がかなり厳しいことは能天気な自分でもさすがに理解できる。前回の連続バイトが嘘のように静まり返る流れ。魚がいるのかいないのか、ボトムの地形も熟知していないためあまり沈めすぎると根がかりする恐怖。

バラ天国にすっかり浮付いてしまった自分。やっと現実世界に戻ってきた感じだった。

今までイージーな釣りなんてほとんどして来てないし、これが僕の釣りのルーツだ。釣れないなら釣れるまで、魚がいないのであればいるところまで行く。そんな単純な事をいつも繰り返す。

地図を見て、増水などの状況を考慮してポイントを絞る。流れが速い場所を渡らなくてはらないため、ライフジャケットを装着して釣る。

日が傾き始めた時、ナチュラルドリフトさせていた AIR OGRE についにヒット。
ドラグを鳴らし走るバラ、沈んだ木に突っ込むその力を止める事ができず木に巻かれてしまったが、ドラグフリーにして自分も胸まで水に入り何とか難を逃れた。

ボート釣りでは味わえない体感温度がなんともたまらなかった。
激しい突っ込みとエラ洗いをかわしランディングに成功。1m ジャストの張りのある元気なバラマンディであった。

バラマンディ / AIR OGRE 85 S / 016 ゴールドチャート / YOSHI

ショアからでのファイトだったからか前回よりも大分引いた気がした。
1匹釣ってしまえばパターンが見え始め、ナチュラルドリフトとリフト&フォールで2匹を追加。

バラマンディ / AIR OGRE 85 S / 016 ゴールドチャート / YOSHI

日が落ち始めたタイミングで、活性が上がり捕食しているバラマンディを見つけ、そのラインを AIR OGRE 85 S のただ巻きで流すとヒット。
暗い中響き渡る水面が爆発する轟音と力強い突っ込みがとてもスリルのあるファイトだった。
釣れたのは今回の釣行を締めくくる108cm のバラマンディ。

バラマンディ / AIR OGRE 85 S / 016 ゴールドチャート / YOSHI

活性が上がって来た時は、捕食しているレーンと水深を考慮した、ただ巻きや早巻きが有効だった。

バラマンディ / AIR OGRE 85 S / 016 ゴールドチャート / YOSHI

水深と流速を考慮する必要はあるが、表層から中層またはボトムまで攻略できる AIR OGRE 85 S、85 SLM は使える幅が広い。

普段の釣りで是非試してみてほしい。


AIR OGRE で釣る神の魚 2

バラマンディ / AIR OGRE 85 SLM / 016 ゴールドチャート / YOSHI

Angler: YOSHI
Field: Australia Location X
Date: 03/01/2011~03/03/2011

Fish: バラマンディ 90~100cm UP 20匹以上
    (2日半の釣果)

Bait: Ot AIR OGRE 85 SLM
Color: 016 ゴールドチャート、098 マイワシ

覚めぬ夢が続く Location X。
余裕の朝8時から釣りを始める。
バラマンディはそこらじゅうにいる。でも、どこにでもいる訳ではない。

ここでは彼らは単独で行動をすることは稀で、潮の動きと共に群れで着くポイントを変えていく。
そのため、バラ天国の様相のここですらポイントを読み間違えればバラ地獄となる。

Australia Location X

5m 程のスキータバスボートに船首と船尾に1台ずつ高性能の魚探を装備している T 氏のボート。
ブラインドキャストはせず魚がいるという証拠があってから釣りを始める現実派アングラーだ。魚探はあくまで参考として、経験や第六感に頼ってしまうステレオタイプの自分からするととても真新しく、ちょっぴり寂しい気もした。 

ポイントをいくつか周り、ついにバラの群れを魚探が捕らえた。
結んだルアーはもちろん AIR OGRE 85 SLM ゴールドチャート。
今日 T 氏はワーム一本で勝負するらしく、船首がワームで攻め、船尾の僕はプラグというちょっぴり不思議な配置で釣り始める。しかし私の心配を他所に結果はすぐに出た。

バラマンディ / AIR OGRE 85 SLM / 016 ゴールドチャート

UPCROSS に投げナチュラルドリフトをしているとビクッ!と動いたメインライン、すかさずアワセを入れる。
重みが伝わりバラマンディ特有のトルクのある引きと、プレッシャーをかけた瞬間にブルブルと伝わって一気に水中から空中へと爆発する巨体。舞う水飛沫、響き渡る轟音、圧倒する魚体。神の魚の存在感は、釣った者の鼓動が伝える。そう思えてしまうほど心臓は高鳴ってしまう。

昨日に引き続きヒットの連続で、AIR OGRE 85 SLM ゴールドチャート+UPCROSS+ナチュラルドリフト=バラマンディという方程式が成り立った。
このアクションをする時の肝はラインスラックの取り加減とメインラインの動きに集中する事。ナチュラルに流して沈下させるため、どうしても多少のラインたるみが出来てしまうせいでアタリからアワセまでのタイムギャップが生まれるからだ。現に僕は3度ほど、アッ!喰ってた(汗)、というちょっぴり恥ずかしい釣り方をしてしまった w

バラマンディ / AIR OGRE 85 SLM / 016 ゴールドチャート / YOSHI

それからもダブルヒット、入れ替わりにヒットが続き、もはや餌化した AIR OGRE 85 SLM ゴールドチャートで神の魚を釣りまくっていると、ついに神が牙を剥きとてつもないバケモノがヒット。
2度のド迫力のジャンプで見た魚体は明らかにいままで釣ったメーター級よりも2回り大きい。首振りでのザリザリッとした感触に緊張しつつ走らせたり、プレッシャーを与え続けているとプンッと60 lb リーダーが切れた。

バラマンディ

ファイトタイムは2,3分であった。巨大バラのパワーと迫力に圧倒された僕の完敗であった。

餌ルアーを無くした僕、AIR OGRE SLM マイワシカラーを結ぶ。
アクションが同じはずなら喰ってくると信じて投げ続ける事数十分ついにヒット!!

バラマンディ / AIR OGRE 85 SLM / 098 マイワシ

多少ヒット率は落ちたがまだまだいい仕事をしてくれる AIR OGRE 85 SLM に感謝。

竿は曲がり、ドラグは鳴る、変形するフックにボロボロのリーダー。惜しくもモンスターサイズは逃したけど僕にとっては一生忘れられない釣りとなった。釣り人のユートピアが確かにここにはあった。

バラマンディ / AIR OGRE 85 SLM / 016 ゴールドチャート

ありがとう神の魚・バラマンディ。

AIR OGRE で釣る神の魚 1 の記事はコチラ

AIR OGRE で釣る神の魚 1

バラマンディ / AIR OGRE 85 SLM / 016 ゴールドチャート /  T 氏

Angler: YOSHI
Field: Australia Location X
Date: 03/01/2011~03/03/2011

Fish: バラマンディ 90~100cm UP 20匹以上
    (2日半の釣果)

Bait: Ot AIR OGRE 85 SLM
Color: 016 ゴールドチャート

オーストラリアの原住民アボリジニから神の魚と呼ばれたバラマンディ。
大きな鱗を纏った迫力の魚体、パワフルな突っ込みと豪快なジャンプやエラ洗いが釣り人を夢中にする。そんな神の魚が一日に数多く釣られ、アベレージ90cm ほどで最大120cm UP が釣られている夢のような釣り場が存在した。

バラマンディ

今回は僕の釣友でありトーナメンターでもある T 氏からカメラマンとしての役割を果たすのを約束にその Location X へとガイドしてもらった。

ボート発着場で昼過ぎに待ち合わせ、僕を待ちきれない彼はすでに釣りを始めていた。
釣果はどうだい?と答えがわかりきった質問をすると、思いもよらない答えが返ってきた。
「昨日はボウズで、今もバイト無しだよ・・・」
おいおい(汗)、数日前のメール内容とえらい違いじゃんと内心焦る自分。一日一日で違う顔を見せるのもまた釣りの魅力だよ、と彼に言いつつも自分を励ました。

最初に結んだのは AIR OGRE 85 SLM のゴールドチャート。前回 AWOONGA 湖でのボトム攻略でのヒットルアーであったと言うのが単純な理由。

ポイントへ着き、まずは一投。
潮の流れに UPSTREAM CROSS に投げ、ナチュラルに沈下&ドリフトさせ、その邪魔にならない程度に糸のスラックを巻いていると、ガツンという衝撃!ヒット!!

一投目でのヒットに信じられない顔つきの T 氏、トレバリーか?サーモンか?なんだ?と聞いてくる。
根に一気に突っ走る重厚な引きを耐え、ボートを岩から離す事を彼に頼むと・・・エレキが動かない(汗)と焦る T 氏。
幾度か根に入られそうになるがなんとか引き剥がし、パ ワーファイトで強引に上げたのは90cm 強のバラマンディだった。悪状況を一気に吹き飛ばした1匹、そしてこれが爆釣劇の始まりの一匹だった。

バラマンディ / AIR OGRE 85 SLM / 016 ゴールドチャート / YOSHI

リリースして数投目、小さなコッというアタリからまた僕にヒット!! トルクのある引きにロッドを落としそうになるもキャッチしたのは 90cm 程のバラマンディ。

バラマンディ / AIR OGRE 85 SLM / 016 ゴールドチャート

曲がったフックを交換してキャストすると、またまた僕にヒット! しかし痛恨のバレ。3連続ヒットにビックリする T 氏。船首で投げるトーナメンターを差し置き、船尾からバシバシ釣るこの状況は気持ち良過ぎであったw

T 氏も AIR OGRE 85 SLM のゴールドチャートを結び、彼に OGRE のナチュラルドリフトの使い方を教えると、ヒット! これまた90cm クラスのバラマンディ。
それからもお互いヒットが続き、まるで夢の釣り場にいるようであった。いつもなら1匹1匹しっかりと写真を撮る自分ですら、途中から90cm クラスは写真無しでリリースできるほどであった。

バラマンディは全てボガグリップを使ったセルフランディングで、ネットはボートに積んですらなかった。「ネットは魚のヌメリを取っちゃうからダメなんだよ」と言う T 氏。バラマンディの事を考え、ダメージを最小限に留めようとする彼の考えは素晴らしいと思う。その為、アベレージサイズはボートに上げずリリース。

2人で派手に釣りまくったせいもあり、2艇ほどボートが同じ場所に入ってきたが、面白いことに、僕ら以外はノーキャッチ。もちろん T 氏の魚群探知機の明確な情報によるボートワークが良いというのも多いにある。しかし、僕が試しに投げた BM 100 ZX や SEGRO 、違うカラーの AIR OGRE 85 SLM ではヒットは得られなかった。

バラマンディ / AIR OGRE 85 SLM / 016 ゴールドチャート

なぜかバラが目の色を変えてバイトしてくるのは AIR OGRE 85 SLM のゴールドチャートのカラーのみであった。

Australia Location X

夢の時間は過ぎ、夕日が空を染める。一日がもっと長ければ良いのに・・・切にそう感じた。

AIR OGRE で釣る神の魚 2 の記事はコチラ

ハードプラグで狙う巨大バラ 後編

バラマンディ 85cm / BM 100 ZX / 507 YOSHI ブラッディータイガー / YOSHI

Angler: YOSHI
Field: LAKE AWOONGA
Date: 11/29/2010

Fish: バラマンディ 85cm、103cm

Bait: Ot BM 100 ZX
Color: 507 YOSHI ブラッディータイガー

Bait: Ot AIR OGRE 85 SLM
Color: 016 ゴールドチャート

空はまだ雲に覆われ雨が断続的に振る2日目を迎える。

もう心はほとんど満たされているけど、少し前には130cm OVER 、ワールドレコードに迫るウエイトのバラが釣り上げられている。
111cm でもあの迫力なのに130cm を超えたらどれだけの魚になるのか想像もつかない。

もしかしたら次のキャストでそんなスーパーモンスターが僕のルアーにかかるかもしれない。そんな甘い幻想にかられつつもシャローやウィードエリアを中心に攻めたが、まったく反応を得られないまま午後2時を迎えた。

キャラバンパークへ戻り、ラインシステムをもう一度組み直し、少し待つと昨夜の彼、Dr. AWOONGA (以下、Dr. )が現れた。僕はこれから彼の無料診断(無料ガイド)を受けるのだ。

バスボート / Dr. AWOONGA

ピカピカのバスボートに乗り込み、時速100km で突っ走りアッという間にポイントへ到着。

Dr. のお勧めはもちろんソフトプラスティック。
彼が何故Dr. と名乗っているかというと、メディアを通し有名になりすぎた AWOONGA へオーストラリア中から遥々この湖へ来て、坊主で泣く泣く帰るたくさんの人達、そして、ガイドは高すぎて( $560 / day )使えない人達に少しでも安く、そして自分達で釣れる様にテクニックや状況によるポイント選択を数時間の 「診察」 で助けてあげようと最近ビジネスを立ち上げたからだ。

昨夜会ったばかりの僕にとても親切にいろいろ教えてくれる。偶然にも彼が得意とするボトム層の釣り方は僕が今一番学びたかった釣り方で、彼のアドバイスに聞き入る。あまり詳しく書いてしまうと彼のビジネスに影響するので控えるが、ルアーまたはソフトプラスティックのカウントダウンによる水深調節と超スローリトリーブが肝であった。

日本の浦戸湾でアカメ捕獲ルアーとして脚光を浴びている OGRE でのバラマンディ攻略は以前から興味があったので、ここぞとばかり AIR OGRE SLM をチョイスした。
キャスト、カウントダウン、スローリトリーブを繰り返したが僕はノーヒット。Dr. は90cm 位のを1匹釣って納竿となった。ノーフィッシュだったのは寂しかったが、彼の親切なアドバイスの甲斐あってなんとなく感じは掴めた。

LAKE AWOONGA

最終日となる3日目。水温がまだ低い朝一での釣りは控え夕方に備えてじっくりと休む。
曇った空と交互に来る雨と太陽。風が少し出てきた。
風は釣りを難しくするが、止水が動き流れが生じベイトが決まった場所に集められるのでポイントを絞りやすくなる利点がある。

昼過ぎにボートを出し釣り始めるとちょうど晴れ間が出てきた。流れが当り、活性が高いバラが集まるであろうポイントを BM 100 ZX のフォール & スローただ巻きで狙う。
スレバラにアピールしすぎない程度にさりげなく誘う感じでリーリングしているとコツンッという小さなアタリ。アワせるとギュンと一気にドラグが鳴った。すぐさま水面が割れ、2回連続ジャンプにはヒヤッとしたが問題なくランディング。

バラマンディ 85cm / BM 100 ZX / 507 YOSHI ブラッディータイガー / YOSHI

サイズは可愛い85cm のバラだけど、バラマンディ用に作ってもらった僕のオリジナルカラーであるブラディタイガーでの一匹は嬉しかった。

日が暮れ、遠くではバラの捕食音が鳴り響く。

LAKE AWOONGA

サーフェスや水面直下での釣りをやりたい気持ちを抑えて、AIR OGRE 85 SLM のフォール、スローリトリーブを繰り返す。スラロームアクションなんて見たこと無いはずだからスレバラにも効くはずだと信じて投げていると、コッン。
これまた小さなアタリだが、アワせた瞬間凄い衝撃が伝わってくる。針が掛かった事への怒りを爆発させるような暴力的な引き、これがバラマンディの醍醐味なのかもしれない。

バラマンディ 103cm / AIR OGRE 85 SLM / 016 ゴールドチャート / YOSHI

暗闇でのやりとりに苦戦しつつもなんとか、走りと突っ込みを制しネットイン。103cm のメーターUP のバラに感激。

バラマンディ 103cm / AIR OGRE 85 SLM / 016 ゴールドチャート

AIR OGRE を使い、ボトム層から初めて引きずり出した巨バラにニューメソッド確立の兆しが見えた。
これでまたこの湖に来る楽しみが増えた。

バラマンディ 103cm / AIR OGRE 85 SLM / 016 ゴールドチャート / YOSHI

ワールドレコードに迫る巨大なバラマンディが棲む AWOONGA 。
遠征アングラーが求める、無垢なバラマンディが次から次へとボートに飛び込んでくる天国のような釣りの世界はここには無いのかもしれない。

しかし、メーターを優に超え、肝を抜かれるほどの存在感を誇 る AWOONGA のバラマンディーは、一匹釣れば何百、何千ものキャストも報われる。

ハードプラグで狙う巨大バラ 前編 の記事はコチラ

ハードプラグで狙う巨大バラ 前編

バラマンディ 115.5cm / BM コンチネンタル 120 F / 片口鰯 (カタクチイワシ)

Angler: YOSHI
Field: LAKE AWOONGA
Date: 11/28/2010

Fish: バラマンディ 115.5cm

Bait: BM Continental 120 F
Color: 片口鰯 (カタクチイワシ)

今やオーストラリアのアングラーのみならず世界中の釣りキチ達をも魅了する LAKE AWOONGA 。365日毎日のように20~60人の釣り人が訪れ、大会やホリデーシーズンが重なると湖上の釣り人口は100人を超える。

幸い?大きすぎるし泥臭くて食用に向かないレイクバラマンディは基本的にキャッチ & リリースが行われ、陸で封鎖された淡水のフィールドでは、魚が日々学習しているのでかなりスレてくる。

それが原因で最近ではフィッシングガイドはもちろん、多くの釣り人がソフトプラスティック(ワーム)でバラを狙っている。
ソフトプラスティックの柔らかい動きと波動、味や匂い、ジグヘッドやシンカーにより探れるレンジの広さは申し分なく、多少スレたバラでもバイトに持ち込める確率はハードルアーに比べると高いように思われる。

しかし、それがどのような状況でもそうかと言えば、そう断定できないし、実際僕は AWOONGA ではハードルアーでのみ釣果を上げている。さらに言えば盲目的にソフトを投げていればいつかは釣れる、そうやって1週間釣っても坊主だったアングラー達を何度も見かけている。

僕もウィードがうるさいポイントやティンバーに囲まれ根がかりしやすい場合は、ソフトを使うこともある。でも、ハードで釣れる状況なら僕はハードルアーを好んで使う。
釣りは趣味、好きなように釣れば良いと思うが、ハードルアーにはソフトには無い芸術的な側面がある。人によっては使い込んだルアーや大物、初魚、思い出に残る魚を釣った時、殿堂入りルアーやらメモリアルルアーなどを額縁に写真や剥製と入れて飾る時もある。でも、それをソフトプラスティックでやる人はほとんどいないのではないだろうか?そこが小さそうで大きな違いだと感じている。

話が逸れてしまったが、今年は異常気象がさらに加速し数ヶ月早い雨季の到来と、強風の日が多く水温が去年の同じ時期に比べて7℃も低い23℃ (日中)であった。暖かい水(約26~30℃ )を好むバラマンディにとってこの水温はタフコンディションと言える。

空は灰色の雲に覆われ、ところどころで雨が降っていて風が吹けば初夏とは思えないほどの寒さだ。
8時間弱のドライブの末、釣りを始めたのが午後3時。水温が一番高くなり、夕マズメを前にバラも少し活性が高くなっている時間帯だ。少しでも水温が高い、風のあまり当らないシャローフラットが続くポイントを攻めてみた。ウィードベッドと多少のティンバーがあり、いかにもバラが暖を取っている雰囲気がある。

LAKE AWOONGA

エレキで静かにアプローチし、ウィードエッジを攻めていく。水深は1~2m 、金魚藻が水面の30~50cm 付近まで生い茂っている。

OGRE や INFORMER のサーフェスの速巻きでもリアクションバイトを誘える時もあるが、前々からシャロー攻略ルアーとして試したかった、BMContinental 120 F を結んだ。
このルアーは軽いトゥイッチをするとゆっくりとユラ、ユラと体を左右に傾けつつ30cm 前後潜る。そして、少しの間サスペンドしてスローに水面へと上がってくる(使用フックとスナップ、リーダーにより差が出る)。ヤル気の無いバラを獲るためのスローアクションとしては最適な動きである。

釣れると思えるアクションで一段とヤル気と集中力を増すが、そうは甘くはなく、ルアーを通したはずのライン近くにボートが寄ると寝ているバラが驚いて逃げていく。

LAKE AWOONGA

バラのヤル気はほぼゼロに等しい、どうすれば釣れるのか・・・悩み、弱気になり始めたとき、少し離れたところでバラの尾鰭が水面から半分はみ出し艶かしくヒラヒラと動いているのを見つけた。

テイリングだ。

過去僕はこの光景を数度見ているがアプローチミスでスプークさせてしまいバイトまで持ち込めなかった。今回はまだ距離が6m 以上はある。しかし風に押されて少しずつ近づいている。エレキを使えば水流でスプークさせてしまう恐れがあるため、そのまま流される・・・

焦る気持ちを抑え、ゆっくりと BM Continental 120 F に動きを入れる。頭上を通すが無反応、距離はもう4m 近い。それでもバラは藻の中で何かを夢中に吸い込んでいる。

今度はもう少し頭の前方にキャストし、軽いトゥイッチを入れサスペンドさせるアクションを、さらにスローに行うとテイリングは沈んだ。スプークしたかと思った瞬間、ボッ! という水中からの重く鈍い音と共にラインが横に走り、凄まじい衝撃が手に伝わった。

デカイ!

パワフルな引きにボートが引きずられ、エレキが水面直下にあるティンバーにゴスンとひっかかってしまった。
追いアワセを入れ竿を立てると ガパッ! 水面を突き破ってエラ洗いをするバラ、その光景まさに水面爆発。バラはティンバーに向かっている、急いでしゃがんでロッド片手にティンバーからエレキ外しを試みる。

その刹那、アッ・・・
スポーンとロッドが手から飛び抜けた。

バラの強烈な突っ込みと雨で手が濡れておりエレキの方に集中していたせいでグリップが甘くなっていた。猛スピードでロッドが泳ぎ去って行くの見える、追いかけようにもエレキはまだティンバーに引っかかっている。頭が一瞬真っ白になり呆然。バラが僕を冷やかすように少し離れたティンバー付近で跳ねた。

ようやくエレキを外した時、バラがまた跳ねた。ド迫力だ。そしてまた跳ねた・・・アレ?
もしかして・・・期待しつつ、一気にそのティンバーに近寄るとラインがあや取りのようにティンバーに巻きつき、細い枝が上手い具合にクッションとなりバラがもがいている。まさに千載一遇のチャンス。

ラインを掴み、やさしく手繰り寄せると内輪の様な尾鰭が水流をあげつつ見えてきた。

バラマンディ 115.5cm / BM コンチネンタル 120 F / 片口鰯 (カタクチイワシ)

尾をつかもうにも太すぎて手が回らない。いつ外れるか、千切れるか、はたまたフックが折れるか心配だったが、ついにブロンズに光る巨大な鱗と大きな口が見えた。

バラマンディ 115.5cm / BM コンチネンタル 120 F / 片口鰯 (カタクチイワシ)

無我夢中でボガを口に突っ込みランディング成功。

バラマンディ 115.5cm / BM コンチネンタル 120 F / 片口鰯 (カタクチイワシ) / YOSHI

圧倒的なプロポーション 111.5cm 20kg OVER !!

竿を回収するとティップが折れていたが、そんなことはどうでもよかった。結局僕はリールを一度も巻く事も無く手にした自己レコードのバラマンディ、ちょっぴり腑に落ちないところもあるけど、ロッドを落とした時の地獄からバラを手にすることが出来た気分は天国であった。

ボートを岸に上げ、ウェーディングで写真を撮るために雨が上がるのをバラと水中で待つ。すぐ脇で泳ぐブロンズに光る巨大な鎧。

バラマンディ  鱗

先住民族アボリジニが神の魚と賞賛するその存在感は、一匹一匹が一生忘れることの出来ない魚であると思う。

バラをリリースしボートランプに戻り、釣り人達と情報交換する。ほとんどの釣り人がノーフィッシュの状況で僕は鼻高々だった。

ボートをトレイラーにあげている時いかにも釣りが上手そうなバスボートに乗った親父が後ろから来た。挨拶をすると、まだ聞いてもいないのにわざとらしくも「いや~今日はいい日だった、バラ5匹釣ったよ」とニコニコしている。

もちろん僕は即バイトした。話し込んでみると彼はローカルアングラーで AWOONGA でほぼ毎日釣りをしており、プロトーナメンターでもあった。
名を聞くと「俺かい? Dr. AWOONGA さ。ははは」と名乗った。

ハードプラグで狙う巨大バラ 後編 の記事はコチラ

タイ国の3大ゲームフィッシュ

タイ国 /  釣り用ボート(ロングテールボート)激走 / 藤井 昭行

Angler: 藤井 昭行
Field: タイ国

Fish: カスープ、バラマンディー、チャドー

Bait: Ot BM 100 ZX
Bait: OGRE 85 S
Bait: VICTORIA .IM
Bait: VICTORIA 110 SS
Bait: BM 80
Bait: MDP 110


こんにちは。バンコク在住の藤井です。
この挨拶も今回で最後となります。
というのも、7年半のタイでの駐在期間が終了し、この度日本へ帰任となりました。そこで駐在生活の総括としてノースクラフト社のルアーが有効であった淡水、汽水の3大ゲームフィッシュについて少しだけ紹介させてもらいます。

● まずはカスープ。
私の経験した中では、タイでは最もルアーにアグレッシブに反応する魚です。

カスープ(地名) / ヴィクトリア 110.IM / チカ

MD ペンシルでアップテンポに水面を広範囲に探ります(生産中止になったのが残念。。)
とにかく捕食音が大きくド派手に水面を割って出ます。
釣果優先で私の得意なパターンはビクトリア .IM のジャーキング。
ナブラ撃ちにはロングキャストが可能な BM 100 ZX も欠かせませんでした。

● 2番目はバラマンディー。
タイでは釣り掘、天然の両方でバラマンデイーが狙えますが、タイでバラ釣りと言えばほとんどの場合は釣り掘を指します。

バラマンディ / OGRE 85 S / 真鯵 (マアジ)

バラマンディーと言えばオグル。
日本のアカメにも好実績が上がっているようですが、こちらでも既に定番にして鉄板です。
ボトムを意識したスローな釣りか、リフト&フォールのリアクションの釣り。
それと食い渋った釣り掘で効果があるのは BM 80 。いずれにしても超スローが基本です。

● 3番目はチャドー。
現時点ではタイの淡水のターゲットとしてローカルアングラーの間で最も人気があり、且つ最強の魚。ここ2~3年でこの魚を狙う日本人(駐在・日本からの釣人)も急増しています。

チャドー(地名) / ヴィクトリア 110 SS

ただこの魚は、大きい波動の強いルアーが効く場面が多く、ノースクラフト社のアイテムでは適当なものが少ないと思っていましたが、数種のノースクラフトアイテムでこの魚を手にすることができました。その中でも私のフェバリットは BM 100 ZX 。これのフォーリング+α のパターンです。

簡単にタイにおける淡水のターゲットについて説明させてもらいましたが、いずれも日本には生息しない魚であり、もちろん私もタイで初めてこの魚達に出会いました。
あらゆる事が新鮮かつ刺激的なタイでの釣りでした。

簡単な説明で恐縮ですが、タイ釣行を計画されている方の参考になれば幸いです。

● 最後にタイでのチャドー、カスープ釣り場の風景をお楽しみください(リザーバーです)

タイ国 / チャドー及びカスープ釣り場風景

最もメジャー(だった?)な釣り場

タイ国 / チャドー及びカスープ釣り場風景

あるダム湖の夜明け

タイ国 / チャドー及びカスープ釣り場風景

透き通ったタイの空と湖上のゲストハウス

タイ国 / チャドー及びカスープ釣り場風景

古きよき時代。タイ人の釣りスタイル(今はこんな釣人はほとんど見ません。。笑)

豪州の魅力・バラダイス-3

バラマンディ 95cm / BM 100 ZX / 002 パールコットンキャンディー

Angler: YOSHI
Field: LAKE AWOONGA
Date: 2010

Fish: バラマンディ 95cm、93cm、89cm

Bait: OGRE 85 LF
Color: 赤目(アカメ)

Bait: Ot BM 100 ZX
Color: 002 パールコットンキャンディー、005 ピンクホロイワシ

暑いせいもあるが、興奮冷めやらなくてなかなか寝れず迎えた午後4時。
ボートを下ろして昨夜捕食音が鳴り響いていた場所を見て回る。風が強く、波が生じ濁りが出てきた。

濁りとクリアーな水の狭間を見ていると、バラが半身を出しつつ捕食した。
まだ明るく、なるべくプレッシャーをかけないように遠投性に優れる BM ZX をフルキャストし、少しフォールさせワンアクション入れると、ゴチン!
ギュンギュンとラインを引き出されちょっと焦ったが、必死に竿を立てると水面に出てきて激しいエラ荒い、そしてジャンプ。
4kg のドラグをものともしないトルク、視覚と聴覚にビンビン伝わる刺激。やはりバラ釣りはいいなぁと心底思えるファイトであった。

バラマンディ 95cm / BM 100 ZX / 002 パールコットンキャンディー / YOSHI

ランディングしたのは今期最大95cm のグッドサイズ。ちなみにフックは曲がっていた。
陸にボートを上げ、バラを水に入れながら写真を撮ってリリースすると、今度は目の前で水面が炸裂した。もうやる事は決まっていた。

その夜も大宴会は開かれ BM ZX とOGRE 85 LF で93cm と89cm を一匹づつ釣った。

バラマンディ 93cm / BM 100 ZX / 005 ピンクホロイワシ

バラマンディ 89cm / OGRE 85 LF / 赤目(アカメ)

夜明けを待たずに風が強くなり僕は3次会へは参加できずに納竿した。

オーストラリアが誇る魚・バラマンディ。
おそらくレイクバラはそのカテゴリーから一線を画す存在なのだと思う。湖の王者として君臨し悠々と成長し、30kg OVER も夢ではない丸々と太った魚体、湖ならではの食性、釣り方、その面白さはまだまだ奥が深い。レイクバラを追いかけて4年目、これからもどんどんそのベールをはいで行こうと思う。

バラマンディ 93cm / BM 100 ZX / 005 ピンクホロイワシ / YOSHI

豪州の魅力・バラダイス-1 の記事はコチラ
豪州の魅力・バラダイス-2 の記事はコチラ

豪州の魅力・バラダイス-2

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バラマンディ 87cm / OGRE 85 LF / 春告魚 (メバル) / YOSHI

Angler: YOSHI
Field: LAKE AWOONGA
Date: 2010

Fish: バラマンディ 87cm、 88cm

Bait: OGRE 85 LF
Color: 春告魚 (メバル)

写真を撮り終えリリースした後、ボートから少し離れた岸周りで奇妙な音がしていた。
まるで大量のドジョウが泳ぎまわっているような、ジョボジョボという水面が掻き毟られるような音だ。なんだろう?と音の先にある闇を眺めているとドボッ!と水面が炸裂した。

それを皮切りに辺り一帯でボコボコ、ズボズボと爆音の大合唱が始まった。それはバラマンディの大宴会の始まりを意味していた。岸際のそこらじゅうで水面が爆発する。薄っすらと月光が照らす静かな色の無い世界に響き渡る凄まじい捕食音、わずかに見える飛び散る水飛沫、バラ釣り人生初めて目の当たりにする非現実的な光景に頭はアドレナリンでいっぱいになりガムシャラにキャストをする。
当たり前のように一投毎にゴンッ!とバイトがある。・・・がバラもアドレナリンいっぱいのようでしっかり喰っていない感じで弾かれたり、口の外側に浅くかかることが多いようでバラシのオンパレード。そこで、ルアーを OGRE 85 LF にチェンジする。

このルアーは、LF 〔 Low Floating 〕とあるように水面直下の攻略に効果的なのだ。
リップを持たず、ボディーが水に干渉しプリプリとフラッシングと波動を生み出す・・・などなどウンチクは置いておいて、水面が割れたところに OGRE 85 LF をスローに引っ張ると、ガボン!とルアーが吸い込まれた。強めにアワセをと入れるとがっちりノッたようで、ほとんどの場合にフックアウトするファーストジャンプを乗り切りホッと一息。

水温が高いせいで血がたぎっているのか、凄まじい勢いで走り回り、ラインを引き千切らんばかりの連続ジャンプに面白くもスリリングなファイトで翻弄してくるが、ボート脇で見せた一瞬の隙をついて強引にネットイン。

87cm とサイズダウンしたものの文句無しのファイトでルアーを丸呑みにされた事もあり80 lb のリーダーがボロボロになっていた。80 lb のリーダーが切られたという話をしても、信じない釣り人が多いが、バラのヤスリの様な歯と20kg、30kg にも達する巨バラの強烈な引きとヘッドシェイクは想像を絶するのだ。

OGRE 85 LF / 春告魚 (メバル)

宴会は終わることを知らず、ファイト中ですら周りではズボン・ガボンと捕食に無我夢中のバラ達。
いったいどれくらいの数がいるのか気になり、大きいスポットライトで岸際を照らすと、1m はありそうな大きな丸太が4本、いや6本・・・まさか、そのまさかである。背中を水面に出している個体が3匹、水面付近に浮いているモノが3匹。その姿は泳いでいるというよりも、潜水艦が浮いてる感じ。

小型ならまだしも1m に迫る良型バラマンディが群れで小魚を追いかけ捕食するなど誰が知っていただろう。その他にも離れた場所から捕食音が次々と聞こえてくる、音からしてどれもこれも良型のバラだ、興奮しすぎて手が震えだした・・・

2匹仕留め少し気持ちに余裕がでてきたので今度はトップで狙ってみる。
狙い通りボコボコ出るものの、弾かれてばかりでなかなかしっかりフッキングしない。下手くそな自分のいい訳かもしれないが、バラマンディの硬い口はフッキングを本当に難しくする。4本逃したところで、もう居ても経ってもいられなくなり、再びOGRE 85 LF にチェンジするとすんなりヒット。やはりルアー選択は重要なのである。

バラマンディ 88cm / OGRE 85 LF / 春告魚 (メバル)

ファイトはこれまた申し分なく、ネットには88cm のバラが横たわった。
ファイト中に飛び散った過食気味のバラが吐き出したベイトはワカサギよりも少し小さな魚だった。
その後もヒットは続いたが、ランディングまでは至らず、空が薄明るくなったところでピタリと捕食音は消え、真夜中の大宴会は幕を閉じたのだった。

豪州の魅力・バラダイス-1 の記事はコチラ
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豪州の魅力・バラダイス-1

バラマンディ 91cm / BM 100 ZX / 002 パールコットンキャンディー / YOSHI

Angler: YOSHI
Field: LAKE AWOONGA
Date: 2010

Fish: バラマンディ 91cm

Bait: Ot BM 100 ZX
Color: 002 パールコットンキャンディー

緑の森を裂くように真っ直ぐな灰色の一本道が終わり無く続いている。湖まではブリスベンから休憩を入れ約8時間のドライブだ。

ターゲットは毎年恒例のレイクバラ。大きな鱗にメタリックなブロンズ色が特徴のレイクバラマンディ。
海、汽水域に棲むシルバーに輝くバラとは少し違う淡水ならではの規格外のブ厚さとトルク、そしてその魚体からは想像もできない迫力のエラ荒いとジャンプ〔メーター + バラのジャンプ想像できますか?〕、毎日のようにオーストラリア各州から押し寄せる釣り人達がその魅力を物語っている。

バラマンディを釣ると一言に行っても、他の魚と同様に季節ごとに狙うポイント、時間帯が変わってくる。
夏になり水温が高くなりすぎる〔約30℃ 以上〕とさすがのバラも涼しい場所へ避難を始める。たいていは水深のある場所へ潜って、涼しくなるまで待ち水温が落ちてくる夕方、夜に浅い場所に出てきて捕食を始める。もともと暖かい季節が大好きなバラ、水温が高いということはやる気120% であり、春バラのように控え目な感はなくファイトも豪快になる。

休憩を入れ約8時間の少し長いドライブの末、やっと巨大バラマンディが棲む Lake Awoonga へと着いた。
海から近いこの湖の特徴である南東の海側からの風が強く、時にはサーフィンすら可能なほど荒れるこの湖では楽をさせてもらった記憶はほとんどないが、バラの魚影とのっぺりとした湖の形状から釣り易いのが気に入っている。

LAKE AWOONGA

午後4時ボートを湖へ下ろす。風が強く青い空はどこへやらドンヨリとした雲が覆っていた。
早速実績のあるポイントへ向かう。風、波に押されつつエレキを操縦し、バラが捕食しに来るであろう水深1~3m のラインをシンキングペンシルのバリスティックミノー ZX 〔 BM 100 ZX 〕で深度とリトリーブスピードを変えつつ、いつ来るかもしれないガツン!というアタリを待つ。

BM ZX を筆頭とし、シンキングペンシルは特に湖の様な止水ではサブサーフェスからボトムまで探れるまさに万能ルアーである。加えて BM ZX は沈下速度がややユックリめでユラユラ、キラキラとボディーをフラッシュさせながら落ちるフラップフォールアクションで魚を誘惑 & バイトへと導く。

キャスト毎にいつ来るかもしれないフワッとしたようなバイト、ガツンと来るような衝撃をイメージしているが、一向に魚信は無くすでに日没を迎えてしまった。辺りは薄暗くなり時間的にはベストタイムのはずだが、捕食音も聞こえないしバラの気配をまったく感じなかった。
日没と共に現れた何万という数の蚊に囲まれつつも投げ続けること数時間、時計を見るとすでに21時近くであった。大きな期待を持って来たものの、やはり甘くない。気がつけばいつの間にか風は収まり、無風なのをいいこことに蚊が猛威を振るいボコボコに刺された手足をかきつつ数時間休憩する。

蚊の羽音にウンザリしていると、少し離れたところでズボッ! っと音がした。間違いなくバラマンディの捕食音だ。メーター級のあの大きな口で水面付近にいるベイトを水ごと吸い込むから静かな湖に木霊するほどの爆音が鳴る。
キャストの準備をすると今度はキャスティング射程内でゴボッ!と鳴った。すかさずキャストし BM ZX をサーフェス付近で、トントンとドッグウォークさせる感じで動かすと、ゴツンと来た。ラインが水を切りグイグイと引っ張られ、3kg ほどのドラグをものともせずにラインをズイズイ引き出して行く。竿を立てるとドッパーンっと水面に飛び出した。底にある沈み木に持っていかれないようにドラグを完全に締めるとゴボゴボッっと凄まじい音と水飛沫のエラ洗いとジャンプ。竿は満月に曲がりリールは軋んでいる。

この豪快な引っ張り合いと水面が爆発するド迫力のファイトがバラマンディ釣りの醍醐味だろう。真夏の元気の良いバラをなんとかなだめ、ネットイン。

バラマンディ 91cm / BM 100 ZX / 002 パールコットンキャンディー

諦めかけた時にやっと出た今期のファーストバラを手にし、全身の疲れは一気にぶっ飛び、言葉にはし難い安堵感と達成感に酔いしれた。

バラマンディ 91cm / BM 100 ZX / 002 パールコットンキャンディー

91cm、メーターには届かなかったけれど丸々太った素晴らしい魚体と手の平よりも大きな尾鰭に満足し、今夜はいい夢を見れるなぁとこの時は思っていた。

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