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アカメで実証された最強フック

アカメ / AIR OGRE 85 SLM / 032 コノシロ

先日、GW の期間中に NORTH CRAFT のフィールドテスターである岡崎君といつもお世話になっている福井乱狂研究所のメンバー大平君と3人で、ほぼ日帰りに近い強行スケジュールで、高知の浦戸湾に行って来ました。

今回は岡崎君と大平君が「ぜひ一度、浦戸湾で釣りをしてみたい」という下見に近い目的で行くことになったのですが、行くからには準備は万端にということでアフターから回復した大型のタイリク、あわよくばアカメということも想定しタックルを準備。例年を下回る低水温と、事前情報では良い要素が全くない状況下での遠征、しかもまともに釣りができるのは数時間という悪条件ですから、正直期待はしていませんでした。

本来ならウェーディングで攻略したいところですが、浦戸湾の場合はウェーディングをする場所が限られていて、GW ともなると混雑してしまいます。限られた時間を効率よく利用することと、浦戸湾全体を知るためには、やはりボートでの移動がベスト。福井から初参戦の2人のためにも、今回はガイド船を利用しての浦戸湾攻略としました。

浦戸湾でのフィッシングガイドと言えば、この人。高知でフライショップを営みながらグレイゴースト号を縦横無尽に操り浦戸湾を隅から隅まで知り尽くす男、やまひろ君です。

やまひろ

ほぼ毎晩、浦戸湾に船を出し、アカメやシーバス、キビレを高確率で釣らせる高知のベテランアングラー。フライはもちろんですが、ここ最近はルアーでも実績を出す彼は、NORTH CRAFT のフィールドサポーターでもあります。

例年より4度ほど低い水温が続き、全く釣果の聞こえないタイミングでの釣行でしたが、前日より天候が急激に回復し、気温も水温も上昇の一途。やまひろ君のお店で、入れたての美味しいコーヒーを飲みながら話しを聞いていると、前日に SEGRO 90 S でアカメをバラしたとのこと。

私も今まで何度か浦戸湾に来ていますが、フックを伸ばされるということは日常茶飯事で、スプリットリングがぶっ飛ぶ、ルアーが破壊されるなど珍しいことではありません。ラインブレイクやロッドが折られることもないことはないのですが、バラシの多くはフックのトラブルが多いです。

SEGRO 90 S / 金太郎鰯 (キンタロウイワシ)

太軸にすればと安易に想像してしまいますが、軸の太さに比例して刺さりは悪くなります。焼きが堅いとフックは伸びにくくなりますが、限界を超えると折れてしまう・・・マグロ釣りでも同じですが、暴力的な引きの魚の場合はフックの設定を含め、レースで言うところの F-1 並のタックルバランス、セッティングが重要になります。

どこかが強すぎても全く意味はないですし、必ず一番弱いところに負担がかかり破壊への道を歩む。それがモンスターフィッシング・・・

夕方に出船し、湾外のテトラでヒラセイゴと遊び、夕暮れと同時に本命ポイントへ。水温は上がったとはいえ16度から17度。中潮で潮位差のない最悪の条件。しかし、アカメはいつも神出鬼没で、「こうだから釣れる、こうだから釣れない」という方程式が成り立たない魚。多くのアカメを仕留めてきた地元のベテランアングラーでさえ、口を揃え「アカメはわからん」と言います。

ただ、この日だけは皆が感じていた「何か」があったことは確かでした。

やまひろ君が連れてきてくれた場所、そこは意外な場所でした。普通の人ならまずやらない、人工物が立ち並ぶ、いわゆるマンメイドストラクチャー回り。地元ではかなりの有名スポットということでした。

ゆっくりボートを近づけ、距離にして数メートルをピッチングでアプローチ!まるでバスフィッシングです。前日はマグロ用の SEGRO 90 S でかけているということでしたので、私は AIR OGRE 中心で攻めることにしました。水深はおそらく 4m ~ 5m 程度だと思いますが、シンキングとスラロームを交互にローテーションさせ、フォールスピードとボトムでのアクションに注意を払います。

開始からしばらくして「キタッ」の声が!フロントで本命スポットを打っていた大平君にヒットです。後ろから見守っていましたが、暴力的な下への突っ込みであえなくフックアウト。ルアーを回収するとフックが見事に伸ばされていました。この至近距離では、ラインでのクッションが取れない状態ですから、力勝負となればなす術もありません。

その後、別の場所で1時間ほど釣りをしながら場所を休め、再び本命スポットへ。今度は私が船首に上がらせてもらいピンを打ちます。その数投目でしょうか。ボトムを取った後に、クイッと持ち上げテールをプルンと振るわせフォールさせたと同時に生命反応。いきなりロッドが真下に突き刺さりました。

紛れもない、アカメの引き。体全身を使ってロッドを支えますが、相棒の UFMウエダ CPS 892FX はこれ以上曲がらないところまでフルベンド。ドラグを出せば一瞬でストラクチャーに巻かれるので、ほぼフルロックに近い状態でしたが、後は運を天に任せ絶えるのみ・・・・

一瞬、向こうが気を許した瞬間、ロッドのパワーを信じリフト開始。しかし魚はボートの下を潜りすでに反対側へ移動・・・なんと、ロッドの先にゴミが巻き込み・・・・それに加え、ロープの下にラインが入り込んでいる・・・・
もう交わすことしか方法がなく、思い切ってロッドを持ち替え切り替え成功・・・

後は魚を浮かせるだけとなり、強引に魚を寄せランディング成功。やまひろ君がしっかりネットに収めてくれました。その間、おそらく3分くらいの出来事だったと思いますが、かなり長く感じましたね・・・

アカメ / AIR OGRE 85 SLM / 032 コノシロ / 北出 弘紀

AIR OGRE はアカメのエラにかかってましたが、口の横にかかっていたものがどちらかが外れ、再度フックが刺さったような位置でした。しかし、驚いたのは AIR OGRE や BM ZX に装着されているオリジナルフック(9200)が、このやり取りでも一切変形していなかったこと。

たいがい2フックなら6本のうち1本は曲がっていてもおかしくないのですが、ただの1本も曲がっていません。それに一度外れたフックが、アカメの鎧のようなウロコに再度刺さるという先端の鋭さ。フックベンドの形状や先端部分のデザインもあると思いますが、暴力的なアカメとのやり取りに関して、しかも至近距離でのアプローチでこの魚が獲れたことはタックルバランスとフックの勝利だったのではないかと自負しております。

何名かの方からも使用タックルの問い合わせがありましたので、参考まで掲載させて頂きます。

アカメ / AIR OGRE 85 SLM / 032 コノシロ

Field: 高知市 浦戸湾
Date: 05/03/2010 20時 (中潮 満潮上げ止まり)
Fish: アカメ 79cm 7.2kg

ロッド   UFMウエダ CPS 892 FX Ti
リール  DAIWA モアザンブランジーノ3000
ライン   VARIVAS アバニシーバス マックスパワー 1.5号
リーダー VARIVAS コンパクト ショックリーダー 30LB 1m PRノット
スナップ NORTH CRAFT オリジナル クロスロックスナップ(プロト) #3 シングルクリンチノット
ルアー  OCEAN TRADITIONAL AIR OGRE 85 SLM 032 コノシロ
リング   NORTH CRAFT オリジナルリング 平打ち #3
フック   NORTH CRAFT オリジナルフック(9200) #4


浦戸湾のシーバス、アカメはこれからがシーズン。自分の足で魚を探すのが釣りの醍醐味ではあるのですが、まずは浦戸湾を短時間で学習したいという方にはガイド船を利用しての釣りをお勧めします。

やまひろ君なら、いろいろなリクエストにも柔軟に対応してくれるので安心です。

高知県 浦戸湾 / ガイド船

GRAYGHOST 浦戸湾 Guide Service 
遊漁船登録番号 高知県 第0367号

ガイド料金:  2名様 4時間   ¥20,000  (フライ、ルアー共)
          1名様 4時間   ¥15,000  (フライ、ルアー共)
時間延長 :  2名様 1時間毎 ¥ 5,000   追加料金:  1名様 1時間毎 ¥2,500
  
問い合せ :   電話番号  088-861-0122 やまひろつりぐ
           Eメール  yamahiroturigu@jeans.ocn.ne.jp


<詳しくは以下にアクセス>
GRAYGHOST 釣行記  http://swffgg.exblog.jp/

アカメ / AIR OGRE 85 SLM / 032 コノシロ / やまひろ、北出 弘紀

九頭竜サクラマス

サクラマス 64.1㎝ / ヴィクトリア 110 SS / LRGO レーザー赤金 / 岡崎 好伸

Angler: 岡崎 好伸
Field: 福井県 九頭竜川
Date: 03/2010

Fish: サクラマス 64.1㎝

Bait: VICTORIA 110 SS
Color: LRGO レーザー赤金

皆様ご無沙汰しておりました。フィールドテスターの岡崎です。
先日、地元九頭竜川にて桜鱒をキャッチすることに成功しましたので報告したいと思います。

今年の九頭竜川のサクラマス解禁は近年まれにみる怒涛の釣果で幕を開けました。
先月2月に至っては昨年の2倍以上の釣果と聞きました。

一方、そんな好釣果 をよそに僕は本業が激化。全くフィールドに立てない日が続き、このままシーズン終わっちゃうのでは?と思っていましたが、なんとか一段落。
久々にフィールドに立てる日がやってきました。
 
 
サクラマスに使用するロッドは ufm ウエダ西村氏による渾身の一太刀『サーフェイ ストゥイッチャー・STS 801 Si 』。めちゃくちゃ軽くて、振り疲れがほとんどなく、集中力を持続することができ、かすかな当たりも高感度のテップがとらえてくれる。

午前6時30分スタートフィシング。ポイントは中角下流右岸に沈む、崩れテトラ周り。織りなすヨレやストラクチャー周りについているであろう個体に答えを求める。
ブリストル→バランタイン→ヴィクトリア→バウンティーストリーム、と一通りローテーションしながら探るも魚からの反応なく移動。この水位ならあの場所だろうと次に選択したポイントは福井大橋。ゴンゴンに流れがあたるその場所には無数のスリットやストラクチャーが点在。流れが作るヨレがある。

ダウンクロスにキャストしながら釣り下る。
強い流れにも飛び出すことなく、意のままに操れるミノー『ヴィクトリア 110 SS 』をチョイス。

流れに乗せ、トゥイッチングで誘うこと5投目。
ドリフト体制のルアーをブレイク付近で意図的に U 字ターン。ルアーが水の抵抗を受け挙動が変化する。そしてリーリングすること数巻き目、ルアーが目視できるとこれに差し掛かると、猛烈な勢いで後ろから何者かがルアーに襲いかかってきた! 高感度のロッドからは強烈な衝撃が走り、ヒットしてきた魚は水中でサクラマス独特のウネウネとしたダンスを踊り始めた!

バイトしてきた魚は瞬時に本命サクラマスだと確信。しかもなかなかの大きさ。
合わせを数回、その繊細なロッドからは想像もできない、ボロンがコンポジットされているバットパワーを一気使い流れから引き離す。この大きさで、この流れに乗られたら絶対穫れない。しかし、ヤツはそんな都合なんて知るはずもない。

難攻不落の強敵、九頭竜鱒はかけてからが勝負。
ジリジリとその差が縮まってきたのもつかの間、魚が不意に下流に頭を向けた。
マズい。流れに乗られる!バットパワーも限界、のされる!と思いながらもリフトを試みてみた!僕自身信じられなかった。
パツパツにフルベンドしたロッドだったはずが、さらにそこから脅威の粘りを見せつけた!
魚は水中で一回転。こっちに頭を向かせたところで、差し出すランディングネットに無事納まった。

サクラマス 64.1㎝ / ヴィクトリア 110 SS / LRGO レーザー赤金

『 64.1cm 3.0kg 』その銀色に輝く女神は今年も僕に微笑んでくれた。

九頭竜川に感謝。サクラマスに感謝。ありがとう。