Entries Tagged as 'ベイトボール'

豪州の弾丸・スマカツオ

スマカツオ / アンチョビ 27g / 桜鮑 / YOSHI

Angler: YOSHI
Field: オーストラリア・クイーンズランド州
Date: 2/2010

Fish: スマカツオ〔Mac TUNA〕

Bait: Anchovy 27g
Color: 桜鮑、藍鮑

釣り人を夢中にする魚・マグロ。
その熱が流行っているのは豪州でも同じで、やはりあの豪快な突っ走りがたまらないのだろう。

もちろん今回の一番のターゲットは腰長マグロだったが、大雨後の濁りの入った水により沖まで押し戻されたようでその姿はまったく見えなかった。

でも、ここクイーンズランド州にはもう一発の弾丸・スマカツオがいるのだ。カツオと聞くとたいていの人は3kg までの小型をイメージすると思う。しかし、豪州では10kg を超える極太カツオも存在し、そのファイトは同サイズならばマグロをも凌ぐとされ、近海まで容易に入ってくるので青物ハンター達から喜ばれる一匹でもある。

オーストラリア・クイーンズランド州

岸から2km ほど離れた水深が変化するラインを小型ボートで移動しつつナブラと鳥を探すが、特に異常は無し。
風が少しあったが、さほど気にせず海の上を風に任せプカプカと息抜きがてら飲み食いしのほほんとして1時間くらい過ぎた頃だった。海鳥2羽がスッっと上空を過ぎ去った。落ち着き無く飛んでいる姿から、まだ青物がベイトボールを作るまでは至ってなさそうだったが、何かがいるのは確かだ。ボーっとするのにも飽きてきたし、床に張り付いた尻をヨッコイショとあげ、追跡開始。10分くらい追いかけたところで、海鳥がクルクル回り始めた。

こりゃ出るなぁと思った瞬間、エメラルドグリーンに輝く弾丸がズバズバッと水面を割った。あまり大きくなさそうだけど、とりあえずの一匹を釣ろうと群れを追いかけチャンスをうかがう事30分、長かった鬼ごっこを待ち伏せで制し、ナブラの目の前に出ることに成功した。

進行方向へフルキャストし Anchovy が着水し速巻きするとズボッ、ズバッと出るがなかなか乗らないのでリーリングスピードを少し下げちょうど Anchovy のテールがユラユラ動く位で巻くと、グイグイッっと持っていかれた。アワセを入れようとするが、竿がすでにノサレ気味でドラグが悲鳴を上げ始めた。
ナブラからカツオだとわかっていた為、根に行かれる心配も無いのでドラグはさほど締めず少し走らせると、ギュンギュン走り出した。
ドラグの逆転音とあれよあれよと細くなるスプールが心配になり、ドラグを締め始め徐々に止めに入る。
ファーストランが終わり今度はこっちの番となり、ドラグを締めお構いなしのゴリ巻きに入ると寄ってきた。それでもセカンドラン、サードランで締めたドラグから少しづつラインを出すしぶといファイトにこっちも少し手が疲れてきた。

スマカツオ

ゴリ巻きのかいあって、やっとボート周りで円周運動に入り始めた。

スマカツオ / アンチョビ 27g / 藍鮑

ボートの反対側に走られることに警戒しつつ、バット部を使って上げに入ると観念したようで、水面にポコッと浮き上がったところでネットイン。

スマカツオ / アンチョビ 27g / 藍鮑

ズッシリと重い7kg はありそうな立派なスマカツオであった。
写真を撮っていると、風が強くなり始めたのでキリも良いので引き上げた。

翌朝、朝日と共に海へ出る。
GT やクイーンフィッシュが釣れるという岸壁をガンデウスで探っていくが濁りの影響か特に反応はなし。少し沖に移動し昨日ナブラがあった場所も異常なし。海、特に青物の釣りはギャンブル性が強く、いないときにもがいても仕方ないので〔小型ボートで沖には行けないし・・〕、とりあえず朝飯をとり、水深と海底の変化を見つつ移動する。
魚の気配は無く、ゆっくりと時間は過ぎ気持ちの良い日差しにウツラウツラし始めたとき、遠くに凄まじい数の海鳥が飛んでいるのを発見した。急いでそのポイントへ行くとあっという間にナブラに囲まれた。テンパる頭に慎重さを欠いたキャストでもスマカツオは優しかった。昨日と同じリーリング速度で巻くと、ゴンッという衝撃と鳴るドラグ、水平線に気持ちよく走っていくスマカツオ。ファイトを堪能しネットには昨日と同サイズの素晴らしい魚体が収まった。

スマカツオ / アンチョビ 27g / 桜鮑

なんだか一匹釣ったらもうほとんどお腹いっぱいになってしまった。
その後もナブラを追いかけたが、タイミングがなかなか合わず釣れなかったけどいい写真も撮れたこともあり満足して納竿した。

ギムレットでシーバス90cm

シーバス90cm / ギムレット / 真珠赤頭 (パールレッドヘッド) プロト
Angler: 井上 友樹
Field: 千葉県 外房サーフ Date: 10/14/2008
Fish: シーバス 90cm
Bait: GIMLET
Color: 真珠赤頭 (パールレッドヘッド) プロトタイプ

こんにちは。前々回ギムレットの実釣報告と使い方を説明するとか言っておきながら、すっかりバウンティーヴァイブを使った港湾部の釣りに熱中してレポートをすっぽかしていた井上です。

先日、ノースクラフトフィールドスタッフであり仲良くさせて頂いている高知の KOOOKATU ! さんが見事なタイリクスズキを釣り上げ、自分も負けられないと気合いを入れてホームの外房でランカーを狙い続けています。

先日、たまたま某誌の企画でサーフでのヒラメ狙いの取材を行なっていた際にポイント移動中に何かの小魚がベイトボールとなって波打ち際で何かに追われて打ち上げられているシーンに出くわしました。すぐにシーバスが追っているのだとは分かりましたが、取材の撮影場所も決定しており、さすがにヒラメ取材だった為その場は空気を読みシーバスを狙う事はしませんでした。

その1時間後、サクっとヒラメの捕獲に成功して取材成功、車をぶっ飛ばしてベイトボールのあったポイントへ戻りました。車での移動中、後輩でもあり、最近「チーム井上」に新加入した山崎に連絡を取り、ポイントで待ち合わせる事にしました。

ポイントに到着して準備をしているとヒラメ取材で使っていたヴィクトリアSSの非売品チャートヘッドカラー(YUKI SPL)を見つけた山崎がギャーギャーうるさいので仕方なく貸し出してやる事に。

準備に少し時間がかかりそうだったのと山崎が先にやりたそうだったので「先にやってなよ」と優しい言葉をかけて準備しながら見ていると、何と一投目からYUKI SPLのヴィクトリアにヒット。しか も80センチのナイスサイズ! ここで、はやる気持ちを抑え自分もキャストを繰り返しますが、魚はいるのにアタらない状況が続きます。

打ち上げられてるベイトを見ると、それは3センチのカタクチイワシ。「そりゃ食わないわ…」。山崎の一投目はノープレッシャーだった為リアクション的なバイトをしたのでしょうが、その後は全くの音沙汰なし。

ここでミノーでは無理と判断してギムレットにルアーチェンジ。ロッドを立てて水面直下をテロテロと泳がす事3投目。10m先のブレイクラインを通過した瞬間、「ゴツン」。アタり方と重さでナイスサイズなのはすぐに分かったので、一切主導権を与えな い井上ファイトにシフト。

しかし、この魚はトルクもあるし動きも素早く、頭を誘導してる際に一発カウンタ ーをくらい、久々に真剣モードになってしまいました。とはいってもドラグは1ミリも出してはいませんが。そしてうまくズリ上げに成功した魚体は予想通りのナイスサイズ。 ファイトタイムは45秒。90センチ6キロオーバーの良型でした。

いや~ギムレット釣れますね。とりあえずなんとか釣れて良かったです。ギムレット様々の釣行でした。

ギムレットはスリムなボディシェイプとウェイトバランスが手伝って、ジグミノー並みによく飛ぶシンキングペンシルです。通常のリトリーブではバリスティックミノーよりも若干深いレンジを泳ぐ感じです。使い方の基本はただ巻き中心で、流れのある状況ではドリフトも有効です。次回以降、もう少し突っ込んだ内容でレポートしますのでお楽しみに。

シーバス90cm / ギムレット / 真珠赤頭 (パールレッドヘッド) プロト / 井上 友樹

SEGRO90テスト釣行

シイラ / SEGRO 90
前回お伝えしました新製品SEGRO90のフィールドテストに行ってきました。今回行ったのは北陸は富山湾でのシイラゲームです。

富山湾のシイラゲームは太平洋側よりもシーズンインが遅く、9月に入ってから本格化します。シーズン初期の今現在は大型シイラが釣れに釣れている状態です。

事前情報によると、シイラのメインベイトは小型のカタクチイワシ。SEGRO90での反応をチェックするのにぴったりの状況です。

午前6時、シイラのポイントとなる沖の潮目を目指して出航しました。富山湾沿いを北上し、周囲の鳥の動きに目を凝らしながら航行します。

普段よりも水色が緑がかって、シイラにはイマイチな状況。少し前にあった集中豪雨の影響で富山湾に注ぐ小矢部川の濁りが沖にまで広がっているようです。

石川県七尾沖まで北上しましたが、シイラの姿は皆無。実績のある海域だけにショックは大きかったです。

せっかくここまで来たのだからと、少々エギングでもと。 (中略) スレを知らない沖のアオリイカと戯れました。

そこへ、遊漁船「泰誠丸」金山船長から一本の電話。

「シイラが釣れ過ぎて早上がりするけど、あとやらない?」 迷わず即答、「すぐに行きます!」

向かったのは港近くの新湊沖。水色は群青色でまさに夏の海といった感じ。はっきりとした潮目が形成され、鳥も騒いでいる。ポイントに到着するなり、ジャンプするシイラの姿。ところどころでベイトボールを形成しているのが見えます。

「もらった!」

富山湾のシイラは本当にウブ。職漁でシイラを獲る船が少ない上に、遊漁船の数も少ない。魚影が濃くてアングラーが少ないという理想的なフィールドなのです。しかも今はシーズン初期の大型が狙える絶好機。わくわくしながらキャストを開始しました。

すると、SEGRO90が着水するなり、背ビレを立てたシイラが横っ飛び。2度3度とジャンプを魅せると、今度は鋭いダッシュ。ドルフィンスティックはキレイに曲がり、リールのスプールからは勢い良くラインが出て行きます。

これぞシイラの醍醐味! といったファイトを楽しみ、ランディング。プロトモデルのSEGRO90Sをがっぷりと食っていました。

その後の釣果は言わずもがな。遅ればせながらシイラゲームを存分に満喫できました。

シイラ / SEGRO 90 / 深江真差仁

90mmの全長に30/40gの自重を持たせたSEGRO90S/HSは、小粒ながら本当によく飛びます。今回のテストは本来のターゲットであるクロマグロ狙いではありませんが、ルアーの持つポテンシャルは充分に発揮できました。

シイラ / SEGRO 90 / 富田峻弘

この日、船上で暴れるシイラが吐き出したのは7、8cmのカタクチイワシ。いくらウブなシイラが相手とはいえ、苦戦する状況になりがちな小さなベイトを捕食していました。現に、大型シイラに実績のある18cmクラスのペンシルを投入しましたが、後半は見切るシイラが増える中、SEGRO90では終始安定した釣果を得られました。

シイラ / SEGRO 90 / 富田峻弘群れを成すシイラを見つけては鼻先にSEGROをキャスト。ユラユラとロールしながらフォールするSEGROにたまらずバイト、というケースが多かったです。

他には、わざとシイラから離れたところにSEGROをキャストして、ジャーク&ジャークでシイラにアピール。フォールで食わせるといったパターンも有効でした。

飛距離、フォール、スイムと合格点に達したSEGRO90は現在市販品を鋭意製作中です。早ければ9月末にはショップ様の店頭に並ぶはずです。

輪島のクロマグロもまだまだ釣れていますし、東北方面からもマグロ好釣果の声が聞こえてきます。太平洋側に目を向けると、今年は相模湾でキハダのラッシュに沸いています。

この、相模湾のキハダ。ベイトが小型のカタクチということですから、SEGRO90にはうってつけ。

シーズン中に間に合うよう、急ピッチで生産を進めさせていただきます。

SEGROで黒鮪20kg

クロマグロ 20kg / SEGRO / 深江真差仁
前回ご紹介させていただきましたクロマグロ専用キャスティングプラグ「SEGRO(セグロ – )」。今回はテスト時の模様をお伝えいたします。

今年の石川県輪島沖では、6月にまき網による大量水揚げ以来、5~80キロまでのクロマグロが漁獲されています。

クロマグロの回遊速度は非常に速いので、本業の漁師たちでさえもその動きを推測するのは困難らしく、1,000本以上が水揚げされる日もあれば10本程度の日もあるようです。

もちろん、我々アングラーにとってはこのまき網漁の存在は脅威な訳ですが、マグロの回遊コースや群れの規模を知る上では重要な情報源となっています。

7月13日、最終テスト中のSEGROのファクトリーモデル5種を持っていざ輪島沖へ。
SEGRO ファクトリーモデル / 石川県 輪島沖

出船前に船長より、前日に1,000本以上のクロマグロが水揚げされたと聞き、漁の行われた海域へと舳先を向けてもらいました。オフショアでの究極のターゲットとも称されるクロマグロは、キャッチに必要な要素が全て噛み合った時にのみ初めて結果が出るゲームです。

待機中これはオフショアゲーム全般に言えるのですが、やはり晴れの日には好釣果が出やすいように思います。

晴れの日には海中が明るくなるからなのか、ベイトが浮くからなのか、それとも鳥たちがベイトを見やすいからなのか?

ともかく、曇天や雨天ではあまり釣果が望めません。当日は午前中は曇り時々雨と、あいにくの空模様。時折遠くでは雷鳴が轟いています。

正午を回った頃より時々晴れ間が覗くようになり、あちこちで鳥山が出来始めました。そして、上空を旋回していた鳥たちが一斉に海面へと突っ込みます。同時に海中からはクロマグロの群れがカタクチイワシを追って水柱を上げています。これは千載一遇のチャンス! 急いで船を回してもらいます。

残念ながら鳥山に近づくにつれ、クロマグロのボイルが収まってきてしまいました。とうとう一度もキャストすることなく、海面はすっかり静まってしまいました。結局、この日はクロマグロのスーパーボイルには一度もルアーをキャスト出来ず仕舞い。

沖上がりまでには三度、クロマグロのスーパーボイルがあったものの、いずれも思う展開にはなりませんでした。確かに、そこにクロマグロは居たのですが、こればっかりは仕方がありません。次の機会に持ち越しです。

石川県 輪島沖週間天気予報と気圧配置の予想図と、毎日睨めっこしながら次の釣行機会を伺います。

迎えた7月17日、能登半島は高気圧に広く覆われ、真っ青な空に海は凪。文句なしの好条件です。午後からは南よりの風が強くなる予報でしたが、出船には問題ないようです。

輪島港より21マイル、クロマグロが回遊している海域を目指します。この日はタックルを3セット用意。リーダーの先にはSEGRO110S、SEGRO110HS、バリスティックミノー100EXをセットしました。

SEGROバリスティックミノー100EXはベリーに鉛シートを貼って32gにウェイトアップし、#5リングにST-66#2を前後にセット。SEGROは共に#6リング、ST-66#1/0をセットしました。

船は間もなくポイントに差し掛かるといったところ。まずは船上の全員の視線とレーダーを頼りに鳥山を探します。

やはり晴天の状況下では鳥たちも賑わしく、羽を休めることなくカタクチイワシの群れを追って飛び回っています。

かなり規模の大きな鳥の群れを発見、しばらく船で追いかけることにしました。

5マイルほど走ったでしょうか。群れの先頭の鳥が向きを変えたかと思うと、突然ダイブしました! 他の鳥たちも次々と海面へと突っ込んでいきます。

ほぼ同時に、ざわついていた海面からクロマグロの水柱が立ちました。あれよあれよという間に辺り一面はまさに洗濯機状態のスーパーボイルを形成しました。

船長は慌てずにナブラが沸き切るのを待ち、船を風上に回してキャストしやすい位置に付けてくれます。

そして、クロマグロのスーパーボイルが完全に射程距離に入りました。

スーパーボイル舳に立っていた私はさっそく、ボイルの進行方向にSEGRO110Sをキャスト。ややテンションをかけてフォールさせます。

すると、コツっというアタリがあったと同時にロッドにテンションが掛かりました。しっかりと2度アワセを入れ、ファーストランに備えます。

思ったよりもラインは出されず、すんなりとファイトの体制に移行できました。その間もスーパーボイルは出っ放しなので、舳先から降りて他のメンバーにもキャストするよう促しました。
ファイト中はラインが交錯しないようにラインの角度に注意しながら一気に寄せにかかります。操舵室からランディングに駆けつけてくれた船長の出したネットに一発で収まり、無事にキャッチできました。後の陸上計測で6.5キロ。エラと内臓を含めて7キロほどでしょうか。丸々と肥えた本メジでした。

本メジ 約7キロ船上では次々と同サイズの本メジがキャッチされ、お祭り騒ぎとなっています。サイズはともかく、かなりの規模の群れのようで、船の周りはマグロだらけになりました。

落ち着いて観察してみるとヒットに持ち込むにはパターンがあるようです。

当日のベイトは10センチほどのカタクチイワシです。巨大なベイトボールを形成しながら、群れは右往左往していました。上空からは鳥が、海中からは本メジが襲い掛かり、時折群れがパッと割れて本メジが突っ込んでいるのがハッキリと見える状態でした。

この状態で効率よくヒットに持ち込むには、まずはキャストの精度が重要です。カタクチイワシの群れの進行方向を見極め、水面に本メジが顔を出す先へルアーを着水させます。

マグロは遊泳力に優れた魚ですが、急激な方向転換は苦手です。なので、ルアーをマグロの鼻先に送り込むイメージで、必ず群れの進行方向の先へキャストしなくてはなりません。

お祭り騒ぎ続いて重要なのはルアーセレクトです。海面近くでカタクチイワシを捕食している状況ではトップウォータープラグでも食うのですが、やはり水平フラップフォールのシンキングペンシルでのヒット率は群を抜いています。

一説によると、マグロが突っ込んでダメージを負い、群れからはぐれてユラユラと落ちる瀕死のカタクチイワシの動きが水平姿勢のフラップフォールとされています。

潜って見た訳ではないので断定は出来ませんが、確かにイワシパターンのクロマグロは水平姿勢フラップフォールのシンキングペンシルでことのほかよく食います。

しばらくカウントダウンさせて食わなければ、トゥイッチングで誘ってから再度フォールさせるのもよい方法だと思います。

同じナブラで同サイズを2本キャッチできた私は、同船者のサポートとカメラ撮影に回り、しばしの間、ことの成り行きを静観することにしました。

スーパーボイルただ、ルアーのテストだけは充分に行いたいので、プロトのルアーを皆さんにも使っていただきました。

輪島沖のクロマグロをターゲットに開発しただけあって、SEGROは好調にバイトを重ねています。ウェイト違いのSEGRO110S、SEGRO110HS共に結果が出せたので、よいデータが取れました。

昨年来、和歌山県紀北でも実績の出ているバリスティックミノー100EXのウェイトアップチューンでも2本の本メジをランディングできました。バリスティックミノー100EXは細身なので強風下でも正確なキャストができ、SEGROとのローテーションで攻め方の幅が拡がります。

バリスティックミノー100EX / セグロ-110途中、一旦沈みはしたものの、スーパーボイルは小一時間続きました。結果、船中6名で11本の本メジをキャッチできました。その後は鳥が羽を休めてしまい、海は静けさを取り戻しました。

次なる鳥山を求めて船を走らせていると、小規模ながら活性の高そうな鳥の群れを発見。

船で追っていると、鳥の群れがベイトボールを捉えたようで、鳥山ができました。やはり、ほぼ同時にクロマグロのジャンプが見え始め、またしてもスーパーボイルに遭遇することができました。
ですが、先ほどのスーパーボイルとは少々様子が異なります。派手にワッと沸いたかと思うとすぐに沈んでしまい、鳥たちも群れを成して移動してしまうのです。ですが、しばらく船で追うとまたワッと沸く、といった具合です。

スーパーボイル姿を現すクロマグロも、先ほどまでとは明らかにサイズが違います。目測で15~40キロオーバーが群れていたように思います。

何度目かの沸きで同船したメンバーが食わせました。フックアップした途端にスピード感溢れるファーストランを見せてくれたのは、17キロクラスのクロマグロでした。

この1尾で再び闘争心に火が着いた私は再び舳先へと立たせてもらい、リールのベールを起こしていつでもキャストできる状態を保ったまま、鳥の群れを追跡します。

しばらく群れを追いかけ、ようやくクロマグロが射程圏内に入りました。ここぞというスポットへキャスト。ベールを返してSEGROをフォールさせます。本メジとは異なる重量感のあるバイトが襲い、思い切りフッキングしました。

5キロ弱に設定したドラグは悲鳴を上げながら逆転し、50メートル以上走られてしまいました。船上の皆はロッドを置き、「この1本を大事に取りましょう!」とサポートに徹してくださいました。

深江真差仁

船べり近くまで寄せると、クロマグロは時計回りに円を描きながら確実に浮上してきます。徐々に間合いを詰め、最後は船長が銛を打ってくれて、クロマグロは船上へと横たえました。クロマグロとしては小型の部類を脱しませんが、今日一番のサイズです。下船後の計量で18キロでしたから、総重量で20キロほどだと思います。

クロマグロ陽が高くなるに連れて、クロマグロのスーパーボイルも収まり、散発的になりました。

結局、当日は船中6名で7~20キロクラスを13本。クロマグロ狙いで船中全員キャッチは快挙といえるのではないでしょうか。

船長をはじめ、漁師の皆さんのお話では、輪島沖のクロマグロは8月一杯までがシーズンだそうです。

トビウオパターンになる日もあるかも知れませんが、大量のカタクチイワシが入ってきているので、当分は安定した状況が続くでしょう。
この日のテストで確信が自信へと変わりましたので、SEGROの最終仕様は決定しました。

SEGRO110 Sは110ミリ/42グラム。SEGRO HSは110ミリ/52グラムです。いずれも3色のラインナップ、フックレスでの販売となります。適合サイズは#6リングにST-66#1もしくは1/0です。

8月末には店頭へ並べられるよう、量産を急ピッチで進めていきますので、ぜひよろしくお願いします。

クロマグロ / SEGRO / 深江真差仁