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Anchovy で念願のマグロ

LONGTAIL TUNA (腰長マグロ) 14kg / アンチョビ 27g / ピンクホロイワシ / YOSHI

Angler: YOSHI
Field: オーストラリア・クイーンズランド州
Date: 01/2011

Fish: LONGTAIL TUNA (腰長マグロ) 14kg

Bait: Anchovy 27g
Color: ピンクホロイワシ

僕がマグロと出会ったのは4年前。
ブリスベン近海で釣れる Longtail Tuna (腰長マグロ)はアベレージでだいたい8~10kg、大きなものは20kgを超えるがなかなか出会えないサイズである。

マグロの仲間としては小型である腰長マグロはマグロ用のタックルを使う必要も無く、シーバスタックルほどの強さでスリリングのある釣りが楽しめる。丁度4年前を節目に、異常気象続きでブリスベン近海では急に釣り辛くなった魚の一種であり、出会ってしまったがために毎回ボウズを食らいながらも追い続けていた。

マグロのナブラはもう20回以上は見ていると思う。
では、なぜ釣ないの?と疑問に感じる人もいると思う。まぁ僕の腕、というのもあるかもしれないが、大きな要因の一つにマグロが捕食しているベイトのサイズが挙げられる。たいていのカツオ・マグロはホワイトベイトという3~6cm ほどの小魚を偏食している。
マグロは目が良く、よほど夢中になっていない限りしっかりとベイトを選んで捕食するため、スレているマグロをかけるのは至難の業である。
もう一つは釣りプレッシャー。ボートを保有する釣り人が多いオーストラリアで、マグロは散々狙われ続けエンジン音やソナー音にとても敏感になっている時がありナブラの100m 圏内にすら入れない事すらあるからだ。

今年の初魚を飾るべく釣り友の K 氏と共にマグロが狙える場所まで少し遠出した。
ボートを下ろし、大海原へとナブラを探しつつ突き進む。
ナブラを探し続けて1時間、海はとても穏やかで微風が心地よいが、たまに海鳥は飛んでいるものの生命感が無かった。マグロはダメでもカツオならなんとかなるだろう、という甘い考えを嘲笑うようにナブラは全く現れなかった。

オーストラリア・クイーンズランド州

折れそうな心を蹴飛ばしボートを走り続けること数時間、ついに K 氏が少し離れた所にナブラを見つけた。丸々太った弾丸が水中から空中へと踊り出ている、マグロだ!!

神経質なマグロを驚かさないよう進行方向を読み、ボートを止めた。
水面に飛び出しつつ向かってくるマグロ達、胸がドキドキしてしまう瞬間である。そしてついにキャスティング射程距離内へと入った。渾身の一投目・・・

ナブラの中ではなく、進行方向の少し手前に落とし Anchovy を速巻きすると、ゴッ! ときた瞬間ガイ~ンとロッドが曲がり、ドラグが悲鳴を上げ始めた。
ヒット!

エネルギー満タンのマグロはひたすら走る、僕もわざと走らせる。60m くらいラインが出て、フッと軽くなった。まさか・・・バレた?と思い一瞬青くなったけど、急いでリーリングすると今度は180度違う方向へラインが走り始めた。マグロのダッシュ力には恐れ入る。
5分ほど経ち、ファーストランのパワーにかげりが見えて来た為、ドラグを若干締め巻きに入るとラインがキンキンという張り詰めた音を出し、横に走れらるとピンピンに張り詰めた PE ラインが空気と水を切り裂く。少し巻くとまた一気にラインを出され、思わずドラグが弱すぎるんじゃないかという錯覚に陥る(実際はかなり締めている)。

少しずつ寄せ、ボート下まで来たは良いがここからが大変だった。円周運動に入ったマグロを上へ寄せるのはひたすら重労働である。
ボートを動かすという手もあるけど、さすがにファイトと操船の両立はできず、1.5m 巻いて1m 出されるという気の長いポンピングを続けた甲斐があり、ついに魚体が見えた。

青黒く、シルバーが美しく、あまりの迫力にネットではなく K 氏の助けを借りてギャフで一気に勝負をつけた。

LONGTAIL TUNA (腰長マグロ) 14kg / アンチョビ 27g / ピンクホロイワシ

115cm、14kg 腰長マグロ ( Longtail Tuna ) 十数回のボウズ、4年越しの出会い。

LONGTAIL TUNA (腰長マグロ) 14kg / アンチョビ 27g / ピンクホロイワシ / YOSHI

気分はもう感無量、腕はパンパン、ファイト時間は20分以上も経っていた。

僕は何度かカツオ、マグロ狙いで釣り友と行っているが、同じようなジグでも Anchovy を投げている僕の方がヒット率が高いという結果が出ている。今回も同時にジグを投げたがヒットしたのは Anchovy の方だった。
投げて速巻きという単純作業だが、ジグのシルエット、Anchovy のアシンメトリー(左右非対称)な扁平ボディーが生み出すアクションがバイトへと導くのかもしれない。

LONGTAIL TUNA (腰長マグロ) 14kg / アンチョビ 27g / ピンクホロイワシ

マグロの胃袋から出てきたホワイトベイトとヒットルアーの Anchovy 27g 、マッチザベイト!!

ホワイトベイト / アンチョビ 27g / ピンクホロイワシ

青物が小さなベイトを捕食している時にお勧めのジグである。ホワイトベイトが豊富なクイーンズランド州では必須ジグである。

シーバスタックルで狙えるマグロは、バスタックルで釣り上げるバラマンディというあの快感に同じ匂いを感じる。まさに BETTER THAN S○X という言葉が似あう釣りである。

LONGTAIL TUNA (腰長マグロ) 14kg / アンチョビ 27g / ピンクホロイワシ / YOSHI


多才なアンチョビ 1

MACKEREL TUNA (スマカツオ) / アンチョビ 27g / ピンクホロイワシ / YOSHI
Angler: YOSHI、PING
Field: SUNSHINE COAST
Date: 04/29/2009
Fish: PEARL PERCH (アオバダイ)
Fish: MACKEREL TUNA (スマカツオ)
Bait: Anchovy 17g Color: ゴールドチャート
Bait: Anchovy 27g Color: ピンクホロイワシ

今年は例年に無く雨が多く、天気の落ち着かない日々が続いていたが、ついに待ちに待ったお日様マークと高気圧に囲まれれた穏やかな日が来た。

ボートを下ろして、相棒と凪の海に出る。もう釣った気分で辺りを見回すが、ナブラは無く、鳥も飛んでいない、ただゆったりとした波がボートを気持ちよく揺らしていた。

同じ海へ出ていた釣友から連絡が入る。かなり離れた彼のいるポイントでもナブラ、鳥共に無いとの事だった。ないものを探し回っても疲れてしまうだけなので、近くの10m~20mのドロップオフと地形変化に富むボトムをジギングで探ってみる事にした。

Anchovyをボトムまで落として、底から5m付近をややゆっくりとシャクってみると「ググッ」と竿が引き込まれた。

真鯛かと思った魚は、QLD州でもっとも美味の一魚と言われる PEARL PERCH (アオバダイ) 。この魚も近年ジギングの対象魚として注目を集めている魚だ。

PEARL PERCH (アオバダイ) / アンチョビ 27g / ピンクホロイワシ
狙って釣ったわけではなかったが、初魚であったため嬉しい一匹。加えてこれからのシャロージギングで真鯛に続くターゲットにもなるであろう。

写真を撮り終え、波に揺られてのんびり朝食をとっていると、一羽のカモメが上空を横切った。

あきらかに目的地を定めた飛び方に誘われるようにカモメを追いかけて行くと、遠くに3羽のカモメが獲物を狙うようにグルグルと飛んでいるではないか。間もなくすると水面にナブラとは言えないくらいの小さなボイルが起きた。

一気にやる気が漲るが、シーズンフィナーレを迎えるこの時期の魚達は人間をよく知っていて、凪のコンディションも加わりあっという間に小さなボイルと鳥は消えた。

また波に揺られること数十分、ボートより少し離れたところで小さなボイルが発生。自分は操船専念し、相棒は船首でキャスティングレンジ内に入るのを待っている。ストーキング操船は成功し、相棒がキャスト&早巻きする。

巻き切る寸前にギラッと光ったと思うと相棒のAnchovyがスプラッシュと共に消えた。

鳴り止まないドラグ音が静かな海に響き渡る。女性ならではの丁寧なファイトで時間をかけて上がったのは、5kg弱の立派な MAC-TUNA (スマカツオ)。

MACKEREL TUNA (スマカツオ) / アンチョビ 17g / ゴールドチャート / PING
相棒に先を越されて嬉しいが、少し焦る自分。しかし誰かが操船しなくてはならない、ここがSKIPPER (船長)の辛いところだろう。

ポイントを移動し、潮止まりで海が一段と凪いだ時、偶然にもナブラがこちらに向かってきた。すかさずAnchovyをキャストし早巻きするとグーンと引っ張られた。追いアワセを一発くれると、ドラグが気持ちよく鳴り始めた。

YOSHI
しかし、自分のタックルは対マグロ用だったので、数分ほどで強引に寄せ勝負あり。相棒より一回り大きな MAC-TUNA であった。

Anchovyは落としてスライドアクションで誘っても良し、早巻きでの安定した泳ぎでも良しの頼りになるジグだ。

特にブリスベン周辺ではホワイトベイトという細いベイトが青物に捕食されているのでAnchovyの細長いシルエットはそのような細い小魚を偏食している魚に効果抜群である。


多才なアンチョビ 2 の記事はコチラ