SEGROでヒラスズキ

Angler: 今村 真央
Field: 鹿児島県 地磯
Fish: ヒラスズキ 75cm 他
Bait: SEGRO 110 HS
Color: 片口鰯 (カタクチイワシ)
西高東低の冬型気圧配置、北西の季節風が吹き荒れる東シナ海。九州西海岸の磯をメインフィールドとしているアングラーにとって冬のヒラスズキシーズンは、いつも風との戦いである。
私は、釣りあぐねいていた。通っている鹿児島や種子島のフィールドは、土地柄シャローフラットな磯が多いため、遠く離れた磯のブレイクラインやスリットに魚は付いている。
ここで何が言いたいのかいうと、遠投を余儀なくされるフィールドにおいて、真正面からの風速10m、時には風速15m近い強風・大時化の最中、「魚の掛かるところが遠い」という問題である。
この、どうにもしようがない自然環境の中、問題を解決するためにはタックルやルアーの選択が重要となってくる。
特にルアーに関しての選択条件はシビアとなる。まずは、向かい風の強風下でも最低40~50m近く飛ばすことが可能であること。加えて、投げやすく (キャストコントロールが容易)、シルエットが小さい (捕食しているベイトのサイズに近づけることと投げる時の空気抵抗を考慮) ことも重要である。
さらに、少々磯にぶつけても壊れない耐久性の強いルアー、という条件を尊重して絞ると、メタルジグとシンキングペンシルの2種類が浮上する。
しかし、この2種類の内、メタルジグはすぐに問題が発生した。メタルジグは強風向かい風の中でもとても遠投しやすく、シルエットも小さいのでバイトは多発し、釣れないことはないのだが、根掛りを懸念して水面・表層を滑らすように引くので、ヒットゾーンを通過するのが早く、また、留めることができないため、フッキングミスしやすいのだ。
また、アシストフックを装着してもジグがブラブラとファイト中に激しく動いてしまい、フックアウトを多発してしまう。
それと、自身の問題もあり、人工物の無い大自然の一部である磯を翔け、時に波を被り、風に負けずキャストし続けたご褒美には、フロントにもハリを着けられる美しいプラグを喰わえた銀鱗のヒラスズキに会いたい! という妙なこだわりがあるからだ。
この事から、さらに条件を付け加えると、水深の浅いポイントでも引くことができ、誘いなどのアクションを与えられるもの。ましてプラグとなれば、残るルアーの種類はシンキングペンシルのみである。
こんなわがまま条件を満たしてくれたのが、今期オフショアからのクロマグロ専用シンキングペンシルとしてリリースされた「SEGRO」である。SEGROはクロマグロ専用ルアーとして開発されただけあって耐久性は言わずもがな。11cmと小さなプラグにも関わらず52gのウェイトを有している。
このSEGROはメタルジグ並みの重量により遠投が可能となるばかりか、トゥイッチなどのアクションを加えると左右にダートし、フォール中も「ほっとけメソッド」に特化したボディを左右に揺らしながらの遅い水平フォールで誘いの要素も備えている。
実釣においても、ほっとけメソッドを活かした誘いやリーリングで、75cmを筆頭にヒラスズキ9本の釣果を得ることができた。シーズンの走りにしては、上出来の釣果である。今年は、吹き始めから次の北西風が遅れ気味なのだが、これからがシーズン本番。
釣りは自由である。
SEGROをオフショアだけでなく、ぜひショアからのヒラスズキや青物などにも試してみてはいかがだろうか?










