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シーバスセミナー報告

シーバスセミナー / 実釣会
11月29日と30日の両日、株式会社本間釣具店様主催のシーバスセミナーが行われました。講師陣に弊社HPでもお馴染みの井上友樹さんをはじめ、エクリプスのヒデ林さん、地元北陸からは福井県で活躍されている岡崎好伸さんを迎え、ノースクラフト、エクリプスの協賛のもと行われました。

セミナーは店内講習と実釣会の二部構成。29日の講習会はフィッシャーズ金沢店内、30日の実釣会は石川県加賀市塩屋漁港にて行われましたので、当日の模様を簡単にお伝えします。

バリスティックミノー 80EX フィッシャーズカスタム
イベントを記念して、フィッシャーズ様よりBM80EXオリジナルカラー2色が発売になりました。
BM80EXフィッシャーズカスタムは、本間釣具店様、フィッシャーズ様の各店舗でお求めいただけます。

シーバスセミナー / ヒデ林 / 井上 友樹 / 岡崎 好伸 / 北出 弘紀
店内講習の風景。MCはノースクラフト代表・北出が務めさせていただきました。
講師陣3名と共に講習会開始のご挨拶。

シーバスセミナー / 岡崎 好伸
岡崎さんからは明暗撃ちのコツなど、リバーシーバスゲームについてお話いただきました。

シーバスセミナー / 井上 友樹
井上さんからは風ドリフトによる潮目の攻略法などについてレクチャーがありました。

シーバスセミナー / ヒデ林
ヒデ林さんからはスライドエッジ、ゼクスライドの使用法とエクリプスで開発中のロッドの紹介をいただきました。

シーバスセミナー / じゃんけん大会
講習の最後はじゃんけん大会。NORTH CRAFT ルアー、エクリプスルアーが贈られました。

シーバスセミナー / 記念撮影
講習に参加いただいた皆さんと記念撮影。


30日、実釣会での風景。石川県加賀市塩屋漁港にて行われました。

シーバスセミナー / 実釣会
井上さんは得意のバリスティックミノー100&バリスティックミノー100EXを使用して使い方を。

シーバスセミナー / 実釣会
巻いて釣るだけではなく、「潮に乗せて漂わせながら使うのがキモ」との説明。

シーバスセミナー / 岡崎 好伸
岡崎さんは、発売以来すでに多くの実績をあげたバウンティーヴァイブについてレクチャー。

シーバスセミナー / 井上 友樹
井上さんにPEとリーダーの結節を実演していただきました。
MIDノットを多用されるそうです。


NORTH CRAFTでは今後もこうしたイベント活動に積極的に協力していきたいと考えています。
次回のイベント開催時にも事前にHP上で告知いたしますので、ぜひご参加ください。

アンチョビでショアジギ

越前海岸 / 地磯今回は間もなく発売になるメタルジグAnchovy (アンチョビ) の実力をショアジギングで試そうと、越前海岸の地磯に釣行しました。

メインで使用したのはAnchovy27。自重27gのAnchovy27は13フィートロッドを振り切ると、70m以上の飛距離を叩き出す、遠投性能に長けたメタルジグです。

アクションはエリアフィッシングに使用するマイクロスプーンのようにゆらゆらとロールしながらのテールスライド。ファストリトリーブでも回転することなく安定して泳いでくれますので、青物をはじめテンポの速いショアジギングにもおすすめできます。

越前海岸一帯にはフクラギ (ブリの若魚) が回遊してきています。このフクラギはこれから年内一杯がショアからの釣期。よほどの時化でない限りは安定して狙えるターゲットとして人気があります。

フクラギ / Anchovy 27 / 深江 真差仁当日入ったポイントは足元から水深のある磯場。朝イチとあって、周囲では鳥も騒いでいい雰囲気です。Anchovy27を沖向きにフルキャストし、底を取ってワンピッチジャークで探ってみます。

結果はすぐに出まして、40cmクラスのフクラギがヒット。底からシャクリ上げてきたAnchovyが中層に来たところで食ってきました。その後、同サイズを何本か追加したところでアタリが遠のき、納竿としました。

群れの濃い青物の回遊に当たれば、ショアジギングはさほど難しい釣りではありません。落ち着いて魚の前をしっかりと通してあげることこそ、ヒットパターンだともいえるでしょう。

ですが、アタリの遠い状況ではやはり当日のパターンを探る必要があります。オフショアジギングと同じく、ワンピッチ、ロングジャーク、ジャカ巻きなど色々なパターンがあります。Anchovyは低速から高速まで安定したスイミングでターゲットにアピールするので、どのパターンにも対応できる万能選手です。

Anchovy27にはカルティバST-46の4番が標準装備されていますが、今回は大型青物も意識してフロントにアシストフックをセットしてみました。上がったフクラギのフッキングを見ると、シングルフックががっちりと口元をホールドしています。

フクラギ / Anchovy 27

越前海岸 / 地磯 / 富田峻弘
シーバスやフラットフィッシュ (マゴチ、ヒラメ) などを狙う場合は標準のトレブルフック、青物メインになる状況ではフロントフックと、対象魚や状況に応じてフックのセッティングを変えてみるのも有効な手段だと思います。

秋の青物ベストシーズンに満を持しての発売となりますAnchovy、間もなくリリースが始まりますので、もうしばらくお待ちください。

富津岬ウェーディング講習

Angler: 深江 真差仁
Field: 千葉県 富津岬
Date: 10/05/2008
Fish: シーバス
Bait: VICTORIA SS Color: ピンクホロイワシ 【SEABASS-LINE】

シーバス / ヴィクトリア スローシンキング / ピンクホロイワシ 【SEABASS-LINE】

10月5日、千葉県富津岬にて行われた「第4回 キャスティング朝霞店シーバス講習会・富津ウェーディング」に行ってきました。このイベントはウェーディングを体験し、楽しんでいただくことをテーマに、講師陣に弊社HPでもお馴染みの井上友樹さんをはじめ、エクリプスのヒデ林さん、アムズデザインのRED中村さん、同じく小林良治さん、エイムスの橋本景さんを迎え、ノースクラフト、アムズデザイン、ダイコーの協力の下に行われました。

講習では、ウェーディングでの釣り方、ルアーの選び方から入水、実釣時の注意点について説明があった後、グループに分かれての実釣となりました。当日の模様を簡単にお伝えします。


富津公園駐車場にてミーティング

富津公園駐車場にてミーティングが行われました。


ヒデ林さん

ヒデ林さんからウェーディング時の注意点などの説明。
干潟にはエイが多く、ストックの必要性についてお話がありました。


RED中村さん

RED中村さんからは、昼と夜とで違うルアーセレクト、カラーセレクトについて講義がありました。


井上友樹さん

井上友樹さんには、ファイト時の注意点とドラグ設定、ラインシステムについてお話いただきました。


準備中

皆さんウェーダーに着替え、準備しています。


実釣講習開始

ここからは講師1人に2~5人のグループに分かれての実釣講習です。


並んでキャスト

陽のあるうちからエントリー、並んでキャストしています。


シーバス / ヴィクトリア スローシンキング / ピンクホロイワシ 【SEABASS-LINE】 / 深江 真差仁

小型のシーバスでしたが、ヴィクトリアにヒットしました。


振る舞いカップ麺
最後は雨模様になってしまいましたが、参加者の皆さんにカップ麺が振舞われ、暖まりました。

参加者の皆さんのほとんどがウェーディング初級者でしたが、当日はトータル6本の釣果がありました。雨の中行われた釣果報告、じゃんけん大会では大盛り上がりでした。

NORTH CRAFT では今後もこうしたイベント活動に積極的に協力していきたいと考えています。次回、イベント開催時には事前にHPで告知いたしますので、ぜひご参加ください。

SEGRO90テスト釣行

シイラ / SEGRO 90
前回お伝えしました新製品SEGRO90のフィールドテストに行ってきました。今回行ったのは北陸は富山湾でのシイラゲームです。

富山湾のシイラゲームは太平洋側よりもシーズンインが遅く、9月に入ってから本格化します。シーズン初期の今現在は大型シイラが釣れに釣れている状態です。

事前情報によると、シイラのメインベイトは小型のカタクチイワシ。SEGRO90での反応をチェックするのにぴったりの状況です。

午前6時、シイラのポイントとなる沖の潮目を目指して出航しました。富山湾沿いを北上し、周囲の鳥の動きに目を凝らしながら航行します。

普段よりも水色が緑がかって、シイラにはイマイチな状況。少し前にあった集中豪雨の影響で富山湾に注ぐ小矢部川の濁りが沖にまで広がっているようです。

石川県七尾沖まで北上しましたが、シイラの姿は皆無。実績のある海域だけにショックは大きかったです。

せっかくここまで来たのだからと、少々エギングでもと。 (中略) スレを知らない沖のアオリイカと戯れました。

そこへ、遊漁船「泰誠丸」金山船長から一本の電話。

「シイラが釣れ過ぎて早上がりするけど、あとやらない?」 迷わず即答、「すぐに行きます!」

向かったのは港近くの新湊沖。水色は群青色でまさに夏の海といった感じ。はっきりとした潮目が形成され、鳥も騒いでいる。ポイントに到着するなり、ジャンプするシイラの姿。ところどころでベイトボールを形成しているのが見えます。

「もらった!」

富山湾のシイラは本当にウブ。職漁でシイラを獲る船が少ない上に、遊漁船の数も少ない。魚影が濃くてアングラーが少ないという理想的なフィールドなのです。しかも今はシーズン初期の大型が狙える絶好機。わくわくしながらキャストを開始しました。

すると、SEGRO90が着水するなり、背ビレを立てたシイラが横っ飛び。2度3度とジャンプを魅せると、今度は鋭いダッシュ。ドルフィンスティックはキレイに曲がり、リールのスプールからは勢い良くラインが出て行きます。

これぞシイラの醍醐味! といったファイトを楽しみ、ランディング。プロトモデルのSEGRO90Sをがっぷりと食っていました。

その後の釣果は言わずもがな。遅ればせながらシイラゲームを存分に満喫できました。

シイラ / SEGRO 90 / 深江真差仁

90mmの全長に30/40gの自重を持たせたSEGRO90S/HSは、小粒ながら本当によく飛びます。今回のテストは本来のターゲットであるクロマグロ狙いではありませんが、ルアーの持つポテンシャルは充分に発揮できました。

シイラ / SEGRO 90 / 富田峻弘

この日、船上で暴れるシイラが吐き出したのは7、8cmのカタクチイワシ。いくらウブなシイラが相手とはいえ、苦戦する状況になりがちな小さなベイトを捕食していました。現に、大型シイラに実績のある18cmクラスのペンシルを投入しましたが、後半は見切るシイラが増える中、SEGRO90では終始安定した釣果を得られました。

シイラ / SEGRO 90 / 富田峻弘群れを成すシイラを見つけては鼻先にSEGROをキャスト。ユラユラとロールしながらフォールするSEGROにたまらずバイト、というケースが多かったです。

他には、わざとシイラから離れたところにSEGROをキャストして、ジャーク&ジャークでシイラにアピール。フォールで食わせるといったパターンも有効でした。

飛距離、フォール、スイムと合格点に達したSEGRO90は現在市販品を鋭意製作中です。早ければ9月末にはショップ様の店頭に並ぶはずです。

輪島のクロマグロもまだまだ釣れていますし、東北方面からもマグロ好釣果の声が聞こえてきます。太平洋側に目を向けると、今年は相模湾でキハダのラッシュに沸いています。

この、相模湾のキハダ。ベイトが小型のカタクチということですから、SEGRO90にはうってつけ。

シーズン中に間に合うよう、急ピッチで生産を進めさせていただきます。

SEGROに新サイズ追加

クロマグロ専用シンキングペンシルとしてデビューしましたSEGRO (セグロ – )。
おかげさまで発売以来、多数のお問い合わせをいただいております。
先週末よりデリバリーを開始いたしておりますが、すでに一部からは品薄との声も聞かれ嬉しい限りです。

そのSEGROに新サイズを追加することが決定しましたので、ご報告します。
今度のセグロは90mm。重さはタイプSが30g、タイプHSは40gとなる予定です。

セグロ - 90推奨のシステムは#5 リングにST-66 #1 です。ラインスラックの量や潮流にもよりますが、タイプSはフリーフォール時に若干バックスライドします。

完璧な水平フォールもしくは前傾フォールさせたい場合はテールフックを小さくすることで調整できます。

SEGRO 90S/HSは、ひとくちサイズのSEGROをさらにダウンサイジングすることによって、小型カタクチイワシ特有の「沸くけど食わないナブラ」に完全対応しています。

能登沖をはじめとするクロマグロキャスティングゲームを前提として設計しておりますので、小型ながら強度は充分。
構造線には110サイズと同じ1.6ミリ径のSUS316ステンレスを貫通させております。

アクションは基本的にSEGRO 110S/HSのそれを踏襲。
イワシパターンに特化した「ほっとけメソッド」対応のシンキングペンシルです。

ボディ底面をフラットな面で構成することによって、フォーリング時に受ける水の抵抗をローリング方向へ逃がしていますので、フリーフォール時にボディを左右に揺らしながらキレイにフラップフォールします。

間もなく発表となりますSEGRO 90S/HS。
小型のベイトを捕食するナブラにぜひおすすめしたいアイテムです。

セグロ - 110 / セグロ - 90

SEGRO強度テスト

クロマグロ専用のシンキングペンシルとして間もなくリリースとなりますSEGRO(セグロ – )
喰わせのための水平姿勢フラップフォールアクション、フォールスピードの異なる2種のウェイト設定、正確なキャストに必要不可欠な安定した飛行姿勢など、求められる性能は多岐に渡るのですが、SEGROの開発でNORTH CRAFTがことのほか重要視したのは「強度」です。

SEGRO 強度テスト

写真は強度テストを実施したSEGRO110S。150キロの負荷を掛けると、強度250ポンドクラスのスプリットリングが見事に伸びてしまいました。
SEGROはワイヤー、ボディともに全くのノーダメージ。150キロの負荷に耐え、使用可能な状態を保っていました。

SEGRO / 桜鰯 (ピンクイワシ)、真鰯 (マイワシ)、片口鰯 (カタクチイワシ)

SEGROで黒鮪20kg

クロマグロ 20kg / SEGRO / 深江真差仁
前回ご紹介させていただきましたクロマグロ専用キャスティングプラグ「SEGRO(セグロ – )」。今回はテスト時の模様をお伝えいたします。

今年の石川県輪島沖では、6月にまき網による大量水揚げ以来、5~80キロまでのクロマグロが漁獲されています。

クロマグロの回遊速度は非常に速いので、本業の漁師たちでさえもその動きを推測するのは困難らしく、1,000本以上が水揚げされる日もあれば10本程度の日もあるようです。

もちろん、我々アングラーにとってはこのまき網漁の存在は脅威な訳ですが、マグロの回遊コースや群れの規模を知る上では重要な情報源となっています。

7月13日、最終テスト中のSEGROのファクトリーモデル5種を持っていざ輪島沖へ。
SEGRO ファクトリーモデル / 石川県 輪島沖

出船前に船長より、前日に1,000本以上のクロマグロが水揚げされたと聞き、漁の行われた海域へと舳先を向けてもらいました。オフショアでの究極のターゲットとも称されるクロマグロは、キャッチに必要な要素が全て噛み合った時にのみ初めて結果が出るゲームです。

待機中これはオフショアゲーム全般に言えるのですが、やはり晴れの日には好釣果が出やすいように思います。

晴れの日には海中が明るくなるからなのか、ベイトが浮くからなのか、それとも鳥たちがベイトを見やすいからなのか?

ともかく、曇天や雨天ではあまり釣果が望めません。当日は午前中は曇り時々雨と、あいにくの空模様。時折遠くでは雷鳴が轟いています。

正午を回った頃より時々晴れ間が覗くようになり、あちこちで鳥山が出来始めました。そして、上空を旋回していた鳥たちが一斉に海面へと突っ込みます。同時に海中からはクロマグロの群れがカタクチイワシを追って水柱を上げています。これは千載一遇のチャンス! 急いで船を回してもらいます。

残念ながら鳥山に近づくにつれ、クロマグロのボイルが収まってきてしまいました。とうとう一度もキャストすることなく、海面はすっかり静まってしまいました。結局、この日はクロマグロのスーパーボイルには一度もルアーをキャスト出来ず仕舞い。

沖上がりまでには三度、クロマグロのスーパーボイルがあったものの、いずれも思う展開にはなりませんでした。確かに、そこにクロマグロは居たのですが、こればっかりは仕方がありません。次の機会に持ち越しです。

石川県 輪島沖週間天気予報と気圧配置の予想図と、毎日睨めっこしながら次の釣行機会を伺います。

迎えた7月17日、能登半島は高気圧に広く覆われ、真っ青な空に海は凪。文句なしの好条件です。午後からは南よりの風が強くなる予報でしたが、出船には問題ないようです。

輪島港より21マイル、クロマグロが回遊している海域を目指します。この日はタックルを3セット用意。リーダーの先にはSEGRO110S、SEGRO110HS、バリスティックミノー100EXをセットしました。

SEGROバリスティックミノー100EXはベリーに鉛シートを貼って32gにウェイトアップし、#5リングにST-66#2を前後にセット。SEGROは共に#6リング、ST-66#1/0をセットしました。

船は間もなくポイントに差し掛かるといったところ。まずは船上の全員の視線とレーダーを頼りに鳥山を探します。

やはり晴天の状況下では鳥たちも賑わしく、羽を休めることなくカタクチイワシの群れを追って飛び回っています。

かなり規模の大きな鳥の群れを発見、しばらく船で追いかけることにしました。

5マイルほど走ったでしょうか。群れの先頭の鳥が向きを変えたかと思うと、突然ダイブしました! 他の鳥たちも次々と海面へと突っ込んでいきます。

ほぼ同時に、ざわついていた海面からクロマグロの水柱が立ちました。あれよあれよという間に辺り一面はまさに洗濯機状態のスーパーボイルを形成しました。

船長は慌てずにナブラが沸き切るのを待ち、船を風上に回してキャストしやすい位置に付けてくれます。

そして、クロマグロのスーパーボイルが完全に射程距離に入りました。

スーパーボイル舳に立っていた私はさっそく、ボイルの進行方向にSEGRO110Sをキャスト。ややテンションをかけてフォールさせます。

すると、コツっというアタリがあったと同時にロッドにテンションが掛かりました。しっかりと2度アワセを入れ、ファーストランに備えます。

思ったよりもラインは出されず、すんなりとファイトの体制に移行できました。その間もスーパーボイルは出っ放しなので、舳先から降りて他のメンバーにもキャストするよう促しました。
ファイト中はラインが交錯しないようにラインの角度に注意しながら一気に寄せにかかります。操舵室からランディングに駆けつけてくれた船長の出したネットに一発で収まり、無事にキャッチできました。後の陸上計測で6.5キロ。エラと内臓を含めて7キロほどでしょうか。丸々と肥えた本メジでした。

本メジ 約7キロ船上では次々と同サイズの本メジがキャッチされ、お祭り騒ぎとなっています。サイズはともかく、かなりの規模の群れのようで、船の周りはマグロだらけになりました。

落ち着いて観察してみるとヒットに持ち込むにはパターンがあるようです。

当日のベイトは10センチほどのカタクチイワシです。巨大なベイトボールを形成しながら、群れは右往左往していました。上空からは鳥が、海中からは本メジが襲い掛かり、時折群れがパッと割れて本メジが突っ込んでいるのがハッキリと見える状態でした。

この状態で効率よくヒットに持ち込むには、まずはキャストの精度が重要です。カタクチイワシの群れの進行方向を見極め、水面に本メジが顔を出す先へルアーを着水させます。

マグロは遊泳力に優れた魚ですが、急激な方向転換は苦手です。なので、ルアーをマグロの鼻先に送り込むイメージで、必ず群れの進行方向の先へキャストしなくてはなりません。

お祭り騒ぎ続いて重要なのはルアーセレクトです。海面近くでカタクチイワシを捕食している状況ではトップウォータープラグでも食うのですが、やはり水平フラップフォールのシンキングペンシルでのヒット率は群を抜いています。

一説によると、マグロが突っ込んでダメージを負い、群れからはぐれてユラユラと落ちる瀕死のカタクチイワシの動きが水平姿勢のフラップフォールとされています。

潜って見た訳ではないので断定は出来ませんが、確かにイワシパターンのクロマグロは水平姿勢フラップフォールのシンキングペンシルでことのほかよく食います。

しばらくカウントダウンさせて食わなければ、トゥイッチングで誘ってから再度フォールさせるのもよい方法だと思います。

同じナブラで同サイズを2本キャッチできた私は、同船者のサポートとカメラ撮影に回り、しばしの間、ことの成り行きを静観することにしました。

スーパーボイルただ、ルアーのテストだけは充分に行いたいので、プロトのルアーを皆さんにも使っていただきました。

輪島沖のクロマグロをターゲットに開発しただけあって、SEGROは好調にバイトを重ねています。ウェイト違いのSEGRO110S、SEGRO110HS共に結果が出せたので、よいデータが取れました。

昨年来、和歌山県紀北でも実績の出ているバリスティックミノー100EXのウェイトアップチューンでも2本の本メジをランディングできました。バリスティックミノー100EXは細身なので強風下でも正確なキャストができ、SEGROとのローテーションで攻め方の幅が拡がります。

バリスティックミノー100EX / セグロ-110途中、一旦沈みはしたものの、スーパーボイルは小一時間続きました。結果、船中6名で11本の本メジをキャッチできました。その後は鳥が羽を休めてしまい、海は静けさを取り戻しました。

次なる鳥山を求めて船を走らせていると、小規模ながら活性の高そうな鳥の群れを発見。

船で追っていると、鳥の群れがベイトボールを捉えたようで、鳥山ができました。やはり、ほぼ同時にクロマグロのジャンプが見え始め、またしてもスーパーボイルに遭遇することができました。
ですが、先ほどのスーパーボイルとは少々様子が異なります。派手にワッと沸いたかと思うとすぐに沈んでしまい、鳥たちも群れを成して移動してしまうのです。ですが、しばらく船で追うとまたワッと沸く、といった具合です。

スーパーボイル姿を現すクロマグロも、先ほどまでとは明らかにサイズが違います。目測で15~40キロオーバーが群れていたように思います。

何度目かの沸きで同船したメンバーが食わせました。フックアップした途端にスピード感溢れるファーストランを見せてくれたのは、17キロクラスのクロマグロでした。

この1尾で再び闘争心に火が着いた私は再び舳先へと立たせてもらい、リールのベールを起こしていつでもキャストできる状態を保ったまま、鳥の群れを追跡します。

しばらく群れを追いかけ、ようやくクロマグロが射程圏内に入りました。ここぞというスポットへキャスト。ベールを返してSEGROをフォールさせます。本メジとは異なる重量感のあるバイトが襲い、思い切りフッキングしました。

5キロ弱に設定したドラグは悲鳴を上げながら逆転し、50メートル以上走られてしまいました。船上の皆はロッドを置き、「この1本を大事に取りましょう!」とサポートに徹してくださいました。

深江真差仁

船べり近くまで寄せると、クロマグロは時計回りに円を描きながら確実に浮上してきます。徐々に間合いを詰め、最後は船長が銛を打ってくれて、クロマグロは船上へと横たえました。クロマグロとしては小型の部類を脱しませんが、今日一番のサイズです。下船後の計量で18キロでしたから、総重量で20キロほどだと思います。

クロマグロ陽が高くなるに連れて、クロマグロのスーパーボイルも収まり、散発的になりました。

結局、当日は船中6名で7~20キロクラスを13本。クロマグロ狙いで船中全員キャッチは快挙といえるのではないでしょうか。

船長をはじめ、漁師の皆さんのお話では、輪島沖のクロマグロは8月一杯までがシーズンだそうです。

トビウオパターンになる日もあるかも知れませんが、大量のカタクチイワシが入ってきているので、当分は安定した状況が続くでしょう。
この日のテストで確信が自信へと変わりましたので、SEGROの最終仕様は決定しました。

SEGRO110 Sは110ミリ/42グラム。SEGRO HSは110ミリ/52グラムです。いずれも3色のラインナップ、フックレスでの販売となります。適合サイズは#6リングにST-66#1もしくは1/0です。

8月末には店頭へ並べられるよう、量産を急ピッチで進めていきますので、ぜひよろしくお願いします。

クロマグロ / SEGRO / 深江真差仁

黒鮪専用ルアーSEGRO

以前より開発を続けてまいりましたクロマグロ専用のキャスティングプラグがようやく形になりました。
今回は製品の紹介をさせていただきます。

近年、急激に人気を集めているクロマグロのキャスティングゲームは、オフショアでは最高峰のターゲットとされています。中でも青森県大間崎沖や秋田県久六島沖では、数年前より遊漁船(漁船)での釣りが確立され、今ではクロマグロのキャスティングゲームがひとつのジャンルとして定着しました。

全国に目をやると他にも山口県見島沖、長崎県七里ヶ瀬、和歌山県紀北沖などが有名です。これらメジャーフィールドではトップシーズンの予約が取りづらいほどの盛況ぶりです。

SEGRO多くのアングラーたちが色々なパターンを突き詰めていった結果、このクロマグロのキャスティングゲームは、その時々のベイトフィッシュの状況によって釣り方が細分化され、それぞれに適したルアーがリリースされています。

この度NORTH CRAFTよりリリースさせていただく運びとなりました新製品「SEGRO (セグロ – )」は、その名の通りカタクチイワシ(セグロ)がベイトになった状況、いわゆる「イワシパターン」に特化したプラグです。

イワシパターンでは俗に言う「ほっとけメソッド」、つまりキャスト後のフォールで食わすという釣り方が非常に有効。
SEGROは、このイワシパターンに求められる性能を集約したクロマグロキャスティングゲーム イワシパターン専用プラグという位置づけです。

イワシパターンに有効なルアーのアクションとは、ボディを左右に揺らしながらの水平フォール。加えてボイルしているマグロの進行方向に正確に投げられる安定した飛行姿勢と飛距離も重要な要素です。
SEGROはボディ底部を面で構成して、フォール中の水の抵抗をローリング方向に逃がす設計をしています。結果、フックを背負うことなく、安定した水平姿勢を保ったままボディを左右にロールさせながらやや前方にフォールします。イワシボールに突進する、セレクティブになったクロマグロを確実にバイトへと導きます。

イワシボール

全長は110ミリで自重は42グラムと52グラムの2種をラインナップ。2種類のウェイトはフォールスピードが異なり、状況によって使い分けることができます。42グラムがSEGRO110S、52グラムはSEGRO110HSのネーミングでデビューします。

イワシボールが鳥山とマグロのボイルに挟まれてボイルがなかなか沈まない状況では、42グラムのSEGRO110Sをおすすめします。イワシボールの進行方向を正確に見極め、マグロの突っ込んでいるすぐ前方にキャスト、ややテンションフォール気味にゆっくりと見せるのが効果的です。

イワシボールこれに対してイワシの密度が低い、あるいは鳥が少ないなどの要因でボイルが長続きしない状況下では、52グラムのSEGRO110HSの出番です。

イワシの鱗が散らばっている周辺にキャストして30カウントほど沈めてみてください。イワシにありつけなかったマグロがSEGRO110HSを引ったくります。

レコードクラスを確実にキャッチできるよう、SEGROは構造線にもこだわりました。SEGROのボディ内部には線径1.6ミリの硬質ステンレス貫通ワイヤーを備えています。
あまり注目視されていませんが、このステンレスワイヤーも材質によって性質がまちまちです。NORTH CRAFTはSEGROに「SUS316」を採用しました。SUS316は素材自体が非常に硬く、強度に優れています。また、錆や腐食に強い、防錆性能に優れた材質でもあります。

ただし素材自体が高価であり、硬いが故に機械加工も困難な素材なのですが、至極のターゲット クロマグロが相手ですから妥協のない開発を進めてきました。

このSEGROの開発にあたり、もうひとつ温めていたのがクロマグロの新フィールドです。

石川県 輪島沖冒頭にも触れたように、メジャーフィールドの人気は過熱度を増すばかり。釣れはじめたという情報が入ってからでは予約すら取れないのが実情でしょう。

クロマグロがキャスティングで狙って釣れる新フィールドとは、NORTH CRAFTの地元石川県は輪島沖です。

輪島港では、今年6月に近年にないほどの大量のクロマグロが水揚げされました。このニュースは全国ネットで報道されましたからご存知の方も多いことでしょう。漁法はまき網漁なのですが、その漁場までは詳しく報道されませんでした。

クロマグロクロマグロが回遊するコースは輪島沖21マイルのポイントです。ここはジギングによるブリ、ヒラマサ、マダイの好漁場として名を馳せるポイントです。毎年のようにクロマグロが水揚げされる輪島港ですが、輪島沖で獲れたクロマグロは石川県内にはあまり流通せず、主に東京築地市場に出荷されますから輪島ブランドのマグロは地元ですらあまり名が通っていないのが実情です。

構想から1年半、マグロの大量水揚げに急かされるようにSEGROの開発を急ピッチで進め、馴染みの船長に船を出してもらうように交渉。船長自身もこれまで遊漁ではマグロを釣らせた実績はなく、意気揚々とはいきませんでした。

次回更新時にはテスト釣行の模様を詳しくお伝えします。楽しみにしてください。

SEGRO

新製品3種を使い分け

シーバス ギムレット
Angler: 深江 真差仁
Field: 福井県 九頭竜川
Date: 06/19/2008
Data: シーバス
Bait: ROLLING MINNOW 95 (プロト)
Color: 白金桃背
Bait: GIMLET (プロト)
Color: 真珠赤頭

この福井県越前エリアのシーバスは、海で生活する個体と川を遡る個体とに分かれると言われています。
今年はもう完全に海型シーバスと河川型シーバスとにパターンが分かれていて、それぞれがベイトフィッシュの動きにリンクして回遊しているように思います。海ではシロギスを追ってサーフを回遊したり、河口部や漁港周りでは小アジが海型シーバスのベイトになっているようです。

一方、九頭竜川をはじめ北陸エリアの各河川では、天然鮎の遡上がピークを迎えています。河川型のシーバスの釣果は、今の時期は遡上した鮎の溜まりやすい中流域、下流域で目立っています。今後、稚鮎の群れに着いた河川型シーバスは、鮎が定位する上流域まで川を遡り、秋に鮎が川を下るまでの間は河川内を生活のテリトリーとするのです。

ここのところの私は、九頭竜川のリバーシーバスにどっぷりとハマっております。それもそのはず、梅雨の長雨シーズンを迎えた九頭竜川では連日シーバスの好釣果に沸いているのです。先日も雨模様の天候の中、九頭竜を満喫してきました。

当日は九頭竜川の河口に隣接するサーフからチェックを開始。ポイントの近くの突堤にはサビキ釣りを楽しむ釣り人の姿があり、毎投小アジが鈴なりに釣れていました。小アジを追って回遊しているだろうシーバスを狙って、まずはサーフからチェックしてみます。

しばらくすると、水面がざわめき始めました。よく見るとシーバスがライズしているようです。シーバスのライズに向かってRM95をキャストすると、リトリーブ開始直後にバイト。 1キャストに何度もバイトがあるのですが、なかなかフックアップにいたりません。どうやら目の前に群れているのはセイゴのようです。

何度か目のバイトでようやくフックにかかったのは、やはり30センチクラスのセイゴ。
続けざまに同クラスがヒットしました。
「セイゴが沸いている」。
ただそれだけの状況と言ってしまえばそれまでなのですが、ルアーの反応を見るにはいい機会です。色々とルアーを替えてセイゴの反応を見てみることにします。

状況としては、海からの風で周りは幾分波立っていました。ベイトフィッシュはおそらく小アジ(豆アジ)でしょう。サーフのいたるところでライズが見られました。

最初にキャストしていたのはRM95。RM95は全長95mm/自重17gのシンキングペンシルです。カラーはプロトタイプの白金桃背(ピンクバック)。ヒットしたパターンは着水後そのままタダ巻き。スピードはリールのハンドルを1秒間に2回転させる程度でした。この時のRM95のアクションはテールスライド。もう少しゆっくり引くとローリングなのですが、この日はローリングで泳ぐスピードには反応がイマイチでした。1キャスト1ヒットの状態が続いたのですが、ゆっくりとしたリーリングでは結局キャッチできませんでした。

次に試したのはRM95JX。このRM95JXはRM95と同じシェイプながら、28gあります。シンキングペンシルというよりも、ジグミノーと呼んだ方が相応しいかも知れません。カラーは同じくプロトタイプの白金桃背(ピンクバック)をチョイスしました。リトリーブスピードは先ほどRM95で釣れていた時と同じくらい、RM95JXでもテールスライドで泳ぐ引き速度です。

すると、どうしたことかさっきまであれだけアタっていたセイゴがルアーに反応していません。何度がライズのあった箇所にキャストしてみたのですが、ついにRM95JXでは釣果を上げることができませんでした。
推測するに、これはトレースしたレンジの違いによるものです。RM95JXはRM95に比べて自重があるために、同じスピードで引いた場合にはRM95JXの方が潜行レンジが低くなります。この差がベイトを追って上ずったセイゴが意識しているレンジと合わなかったのでしょう。釣果がなかった原因が推測できたので、納得して次のルアーを試してみます。

続いてはギムレット。こちらは90mm/14gのシンキングペンシルです。ギムレットのレンジはRM95とほぼ同じ1m程度。これでヒットすれば、先ほどのRM95JXはレンジが合っていなかったと確認できます。
果たして、ギムレットではやはり1投1尾の入れ食いとなりました。セイゴ相手でしたが、実際のフィールドで魚の反応を見極めるのは生易しいことではありません。いいテストになりました。

サーフを後にし、続いては九頭竜川の下流域へと向かいました。ここはウェーディングでブレイクライン、橋脚、街灯の明暗部を狙います。まずは手前のブレイクをギムレットで攻めてみます。ギムレットは非常に良く飛ぶのでサーフでも活躍してくれますが、実は河川内のゲームにおいてもかなり使いやすいシンキングペンシルです。

一般的なシンキングペンシルはリーリングスピードを速めると水面までルアーが飛び出してしまうことが多いものですが、ギムレットは浮き上がりを抑えた設計になっています。これによって、ある程度の早巻きでも浮き上がらず、同時に流れのある条件下での逆引きにも対応できる仕上がりになっているのです。

つまり、ギムレットは上流にキャストして流れに任せてドリフトさせた後、ターン後の逆引きで食わせられるセッティングになっているのです。九頭竜川下流域は流れは一見すると弱いのですが、押しがあって見た目よりも流れが強く、まさにギムレットには最適のシチュエーションです。

ギムレットを上流に向かってキャスト、フワフワと漂わせるイメージで流してキャストの中ほどでターンさせます。ここからは徐々にダウンの釣り。ギムレットはしっかりと水を掴み、しっかりと泳いでいます。PEラインを使用しているので、ティップにはルアーの波動が伝わるほどです。

何度が流した後、立ち位置よりも下流側でヒット。やはり、ギムレットはダウンでもしっかりとアピールしてくれています。
キャッチしたシーバスは50cm半ばのレギュラーサイズでしたが、これもイメージ通りにキャッチできたので価値ある1尾となりました。

その後は干潮の時刻を迎え、流れがなくなってバイトが遠のいたのでロッドオフとしました。
これからの長雨シーズンはリバーシーバスの絶好機です。雨後に増水して濁りが回れば高活性のシーバスが出迎えてくれることでしょう。

今回テストしたギムレット、RM95、RM95JXは、何とか梅雨明けまでにリリースできるように、現在鋭意製作中であります。店頭で見かけましたら是非ともお手にとって仕上がりをご覧ください。そして秋口までのリバーシーバスゲームに、その効果を存分にご体感ください。

シーバス ギムレット