
Angler: 岡崎 好伸
Field: 福井県 九頭竜川
Date: 10/21/2008
Fish: シーバス 85cm 4.3kg
Bait: MDP110 Color: 柳葉魚 (シシャモ)
この時期のメインベイト、「落ち鮎」がいよいよ本格化しようとしているここ九頭竜川。
20cm前後の産卵を終えた鮎達は体力を使い果たし、流れに乗りプカプカと流芯付近を漂う。それを待ってましたと言わんばかりにシーバスたちは水面を意識し捕食をする。そう、これが落ち鮎パターン。
大きいルアーでダイナミックに獲る! といった醍醐味がこの季節にはあります。パターン化するにはやはり雨がキーワードになってきます。雨が降って水温が下がると鮎達は一斉に産卵行動を取り始めます。
しかし、今年の九頭竜川の鮎達はどうも様子がおかしい。サイズが10~15cmの鮎が子を持ち、そのサイズのままで落ちはじめてるという。
30年以上九頭竜川で鮎のコロをしている人によると、過去30年で数、質とも一番悪いと言う。確かに、シーバスも毎年メーター級が2~3本は出るのに今年はそんな情報は一切なし。どうした、九頭竜川。
そんな中、鮎の状況を確認すべく渇水傾向が続く夕方の九頭竜川に足を運んでみました。ここはシーバスフィッシングにおいて上流域となるエリア。あたりには鮎のコロ釣りをしている方もちらほら。水質もクリアーでまさしく「清流」という名がふさわしいシチュエーションです。しばし川の流れを見ていると、ピチャピチャと小魚が瀬で上流を目指し遡上しています。残念ながら魚種は識別できませんでしたが、サイズは8~12cmくらいでした。
その時。「ガヴォッ!」っとシーバスの捕食音。で、出た! しかもデカイ!
違う場所でも時折、豪快な捕食音とともに水面が爆発! すぐにでもキャストしたかったですが今は手ぶら…。車までは約150m。猛ダッシュして速攻で準備して現場に戻ります! そう、それはまるでウサイン・ボルト並みの速さで(笑)。
早速キャスト開始。落ち鮎パターンを意識してBM100EXをアップでキャストし、ナチュラルドリフトで探ってみることに。キャスト位置や着水ポイントなどをかえながら探るも、ルアーとは全く違うところで水柱が上がります…。何かがリンクしていません。どうやら落ち鮎は意識していないようです。ピチャピチャ跳ねていたあの小魚を捕食しているのでしょうか?
そこで次はMDペンシルにルアーチェンジ。このルアーの特徴は、直立浮きからのロッドアクションでドッグウォーク。通常ペンシルと言えば、凪や水面が穏やかな時に効果があります。なぜなら、水面が荒れている時はアピール力が著しく低下するためです。しかし、このMDペンシルはマウス部にカップが設けてあり、スプラッシュ効果で瀬のガンガンに流れているところでも抜群のアピール力が期待できます。
キャスト再開。まずは瀬~瀬開きにかけてアクションをかけながら誘っていきます。注意点として、ラインをなるべく水面につけないようにします。ラインが水面についてしまうと、流れでルアーよりラインが先行してしまいルアーの頭が下流に向いてしまう為です。また、ラインの水切り音で魚に余計なプレッシャーをかけないことも大事です。
1投目。アップ気味にキャストし、糸フケを取りながらチョンチョンチョンとロッドティップを動かしアクションをかけます。ルアーが瀬開きのブレイク付近に差しかかった瞬間、「ボシュ!」と出ましたが、竿先に少し重みを感じただけでフッキングには至りませんでした。
気を取り直し、同じラインでMDペンシルをキャスト。アクションさせながら流していきます。すると、1投目にバイトがあった同じ場所で「ガヴォッ!」豪快な捕食音とともに水面が爆発! MDペンシルが襲われました! FISH ON ♪
1テンポ遅らせて大げさに合わせをいれ、ファイト開始。振り幅の広いランカー独特のヘッドシェイクをかわし、太い流れに乗って魚は一気に下ります! ロッドはバットからブチ曲り、ドラグは唸りを上げています。暴れ狂うシーバスをロッドでいなし、寄っては走るを繰り返します。
あまりのず太い走りっぷりに腕はパンパン。何とか流芯を切って勝負を仕掛けたところで、今度は沈み木にラインを巻かれ一時生命反応が途絶えてしまいました。
天を仰いだその瞬間、「ゴヴァババッ!」っとエラ洗い。よ~し、イイ子だ。その反動でラインが外れ、勝負あり。後はすんなり寄って来て浅瀬にずり上げランディング。メジャーを当てると 85cm / 4.3kg のナイスコンデションのシーバスでした。
今回釣ることが出来たこの魚、おそらくは河川内の居着きと思われますが、水が綺麗なおかげかエラも紅色で独特の臭いも少なかったです。これぞ「清流鱸」といった魚体に感謝しつつ、手早く写真撮影も終わらせ丁寧に蘇生。すぐに息を吹き返し、また綺麗な川へと戻っていきました。
各河川でゴミ問題が懸念されてる中、きれいな川を守るべく僕たちアングラーも常日頃意識していこうと再確認しました。そして、周りにあったゴミを2、3抱え、納竿としました。

Category: FIELD REPORT, NEWS by okazaki
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