Entries Tagged as 'ufmウエダ'

リバーシーバス ~序章~

シーバス 80cm / ヴィクトリア 110 スローシンキング / 乱狂 × JSY special / 岡崎 好伸
Angler: 岡崎 好伸
Field: 福井県 竹田川
Date: 05/08/2009
Fish: シーバス 80cm
Bait: VICTORIA 110 SS
Color: 乱狂 × JSY special
(魚) 福井乱狂研究所 × 上州屋福井店 限定コラボカラー

田植えが終わり、ようやく河川の水色もピークを過ぎた九頭竜川。ピーク時、河川内は代掻きの肥料が混ざった水が流れ出されるため、魚も一時的にタフってしまいます。

今回のフィールドは、落ち着きを取り戻しつつある九頭竜川の支流、竹田川。

ここも例外なく酷い濁り。しかし前日からの久しぶりの降水で河川は少増水。水色も回復傾向にあるので、ある場所に狙いを絞り朝マズメに調査してきました。

ある場所とは「流れ込み」。ちょこちょこと、このレポートにも登場している工場排水のポイントです。

川幅は約12~13mほど。足場は護岸され、勢いよく足元からは比較的クリアーな水が排水されています。河川の濁りと排水のクリアーな水色が明と暗になり、トレースコースを知らせてくれます。

ヴィクトリア 110 スローシンキング / 乱狂 × JSY specialファーストルアーは、ヴィクトリア110 SS。カラーは先月発売した僕のオリジナルカラー「乱狂SP」。ご存知このヴィクトリアは各地で好釣果をもたらしてくれている名品。その特徴の一つをご紹介します。

それは細身のボディーに秘密があります。ボディーが細いということは水の抵抗も少なく、ルアーコントロールしやすい。キャスト時にも空気抵抗が少なく、狙ったポイントにピンで入れることができ、ライン コントロールも容易にこなせます。

間違いなく「釣りキュンアイテム」です(笑)。

話しを戻しましょう。キャストし明暗の境をドリフトさせながら数投。反応なく、今度はトゥイッチを織り交ぜながらさそうと・・・ 「ズドンッ!」 ランカー特有の根掛りに近いあのアタリから、流芯に向かいジワリジワリとドラグを出しながらファーストラン。

思い切ってドラグを閉める! 当然走りは止まったがロッドの曲がりがさらに加速!

「ギチギチギチッ!」っと、ラインとガイドが激しく擦れあう! 名竿CPSを信じ、ロッドをググッと持ち上げると、ナイスサイズのシーバスが濁った水の中から姿を現す。

「ガバババッ!」 ド派手なヘッドシェイク! このタイミングで一気に魚を寄せキャ~ッチ!

シーバス 80cm / ヴィクトリア 110 スローシンキング / 乱狂 × JSY special
体高のある立派過ぎる魚体。首回りが太く、まだまだ大きくなれる骨格を持ち合わせていた。メジャーをあてるとジャスト80cm。手早く撮影を済ませ、リリース。

これにてミッション完了~!

シーバス 80cm / ヴィクトリア 110 スローシンキング / 乱狂 × JSY special

アンチョビで海アメ

アメマス / アンチョビ / ホロアジ
Angler: 佐々木 直樹
Field: 北海道 道南サーフ
Date: 11/29/2008
Fish: アメマス 35~40cm 5匹
Bait: Anchovy 17
Color: ホロアジ

紅葉も終わり道南にも雪がちらつきはじめました。

毎年この頃から海アメが釣れ始め、海アメと戯れているうちに年末には海サクラの声が聞こえてきます。

今年は片口鰯が大量に接岸し、海アメのコンディションも良いと情報が入ってきたので、新製品のアンチョビを手に早速行ってきました。天候は曇りでやや強い西風が吹いていましたが、幸い波は1mほど。

片口鰯の群れには鳥山が立っているので、その周辺にキャストすれば容易に釣れるのですが、今日に限って届きそうもないほど遙か沖に鳥山が立っています。

とりあえず実釣開始。

アンチョビ17g (ホロアジ) 1投目…。アゲンストの中、正確ではありませんが、スティンガーラックス96H、PE0.8号で60m以上は軽く飛びます。飛行姿勢が良いので風の影響をあまり受けません。

私がこの時期に多用するメソッドは、片口鰯のスイミングスピードを意識しスローリトリーブ。そして喰わせるタイミングを作るため、たまにフォールを入れるというものです。アンチョビはスローでもしっかりとテールスライドし、フォールではゆらゆらとバランス良くスイングフォール。数キャストで海アメが飛びついてきました。

今日はスイミングチェックをしながらの釣りでしたが、まるまると太った40cmを筆頭に、5匹の釣果をアンチョビがもたらしてくれました。

アメマス / アンチョビ / ホロアジ

次世代シンペンのテスト速報

シーバス 88cm / BM Continental / 西村 雅裕

昨晩、次世代シンペンのテストを兼ね釣行していたufmウエダの西村氏から送られてきた2枚の画像。

現場到着の3投目でヒットした88cm、6kgのビッグシーバスです 。ヒットルアーはもちろんプロトのシンペン。西村氏曰く、「ガップリ丸呑みだったよ。フックは ST46 の # 2 がベストかな」

このバリスティックミノーの要素を受け継ぐ次世代シンペンの名前が西村氏のアドバイスのもと決定しました。

BM (BALLISTIC MINNOW) Continental

仕様はほぼ決定しましたので、後は微調整をして仕上げにかかります。

シーバス 88cm / BM Continental

ウェーディングジャケット発売

リバレイ × ノースクラフト / 西村 雅裕 デザイン コラボレーション ウェーディングジャケット

弊社ではこの度、Rivalley × NORTH CRAFT コラボレーション企画第一弾としまして、「西村 雅裕 デザイン」防寒ウェーディングジャケットをインターネット限定で先行発売させていただく運びとなりました。

この防寒ウェーディングジャケットは、リバレイさんより間もなく発売となる2008-2009年モデル新製品に NORTH CRAFT オリジナルワッペンを縫付、NORTH CRAFT タックルケース L (白、 黒) 各1個をセットにしたオリジナル商品です。ショート丈で早春の本流、湖等で威力を発揮する、透湿・防水の防寒ウェアです。

◆ 主な仕様
・ サイズ : L、LL  ・ カラー : セージ
・ 素材 : ナイロン、アクアマックス加工
・ 左胸ポケットフラップにNORTH CRAFTワッペン (グリーン / タン) 縫付
・ NORTH CRAFTタックルケースL (白、黒) 各1個付属
・ 販売価格 : 18,800円 (税抜) 19,740円 (税込)
・ 送料代引き手数料 : 全国一律1,000円
・ 納期 : 11月 (予定)

ご注文は下記事項をご記入の上、お問い合わせフォーム、もしくは info@northcraft.jp まで、メールにてお問い合わせ頂けますよう、お願いいたします。

少量限定生産につき、注文期間は10/21(火)までとさせていただきます。予定数に達した場合、注文を締め切らさせていただきます。

・ お名前
・ 発送先 (郵便番号、住所、電話番号)
・ サイズ
・ ご注文数

ご注文いただきました商品につきまして、キャンセルは出来かねますのでご了承ください。

リバレイ × ノースクラフト / 西村 雅裕 デザイン コラボレーション ウェーディングジャケット
前面にポケットを4ヶ所配置し、ベスト不要の収納力。       内部はゴム編み袖口、外部はベルクロ付きカフ仕様。

リバレイ × ノースクラフト / 西村 雅裕 デザイン コラボレーション ウェーディングジャケット
右胸ポケット内にはプライヤーポケットを装備。           携帯電話や小物も収納可能なファスナーポケット。


SEGRO90テスト釣行

シイラ / SEGRO 90
前回お伝えしました新製品SEGRO90のフィールドテストに行ってきました。今回行ったのは北陸は富山湾でのシイラゲームです。

富山湾のシイラゲームは太平洋側よりもシーズンインが遅く、9月に入ってから本格化します。シーズン初期の今現在は大型シイラが釣れに釣れている状態です。

事前情報によると、シイラのメインベイトは小型のカタクチイワシ。SEGRO90での反応をチェックするのにぴったりの状況です。

午前6時、シイラのポイントとなる沖の潮目を目指して出航しました。富山湾沿いを北上し、周囲の鳥の動きに目を凝らしながら航行します。

普段よりも水色が緑がかって、シイラにはイマイチな状況。少し前にあった集中豪雨の影響で富山湾に注ぐ小矢部川の濁りが沖にまで広がっているようです。

石川県七尾沖まで北上しましたが、シイラの姿は皆無。実績のある海域だけにショックは大きかったです。

せっかくここまで来たのだからと、少々エギングでもと。 (中略) スレを知らない沖のアオリイカと戯れました。

そこへ、遊漁船「泰誠丸」金山船長から一本の電話。

「シイラが釣れ過ぎて早上がりするけど、あとやらない?」 迷わず即答、「すぐに行きます!」

向かったのは港近くの新湊沖。水色は群青色でまさに夏の海といった感じ。はっきりとした潮目が形成され、鳥も騒いでいる。ポイントに到着するなり、ジャンプするシイラの姿。ところどころでベイトボールを形成しているのが見えます。

「もらった!」

富山湾のシイラは本当にウブ。職漁でシイラを獲る船が少ない上に、遊漁船の数も少ない。魚影が濃くてアングラーが少ないという理想的なフィールドなのです。しかも今はシーズン初期の大型が狙える絶好機。わくわくしながらキャストを開始しました。

すると、SEGRO90が着水するなり、背ビレを立てたシイラが横っ飛び。2度3度とジャンプを魅せると、今度は鋭いダッシュ。ドルフィンスティックはキレイに曲がり、リールのスプールからは勢い良くラインが出て行きます。

これぞシイラの醍醐味! といったファイトを楽しみ、ランディング。プロトモデルのSEGRO90Sをがっぷりと食っていました。

その後の釣果は言わずもがな。遅ればせながらシイラゲームを存分に満喫できました。

シイラ / SEGRO 90 / 深江真差仁

90mmの全長に30/40gの自重を持たせたSEGRO90S/HSは、小粒ながら本当によく飛びます。今回のテストは本来のターゲットであるクロマグロ狙いではありませんが、ルアーの持つポテンシャルは充分に発揮できました。

シイラ / SEGRO 90 / 富田峻弘

この日、船上で暴れるシイラが吐き出したのは7、8cmのカタクチイワシ。いくらウブなシイラが相手とはいえ、苦戦する状況になりがちな小さなベイトを捕食していました。現に、大型シイラに実績のある18cmクラスのペンシルを投入しましたが、後半は見切るシイラが増える中、SEGRO90では終始安定した釣果を得られました。

シイラ / SEGRO 90 / 富田峻弘群れを成すシイラを見つけては鼻先にSEGROをキャスト。ユラユラとロールしながらフォールするSEGROにたまらずバイト、というケースが多かったです。

他には、わざとシイラから離れたところにSEGROをキャストして、ジャーク&ジャークでシイラにアピール。フォールで食わせるといったパターンも有効でした。

飛距離、フォール、スイムと合格点に達したSEGRO90は現在市販品を鋭意製作中です。早ければ9月末にはショップ様の店頭に並ぶはずです。

輪島のクロマグロもまだまだ釣れていますし、東北方面からもマグロ好釣果の声が聞こえてきます。太平洋側に目を向けると、今年は相模湾でキハダのラッシュに沸いています。

この、相模湾のキハダ。ベイトが小型のカタクチということですから、SEGRO90にはうってつけ。

シーズン中に間に合うよう、急ピッチで生産を進めさせていただきます。

Valantineデビュー

2008新製品 Valantine を、PRODUCTSにアップいたしました。

- 【 2008 新製品 】 Valantine 83S / バランタイン 83S

——————————————–

開発にはトラウト界の巨匠、西村雅裕氏の協力を得て完成に至った自信作。バランタインはスーパーヤマメや鬼アマゴ、ストリームのワイルドレインボーなど、上流部から中流域に生息する、ハイシーズンからシーズン後半のトラウトをターゲットとしたミノーです。

サーキットボードの採用により、リップを小型化し空気抵抗を軽減。7gという重量からは想像できない飛距離を稼ぎ出し、安定した飛行姿勢はキャストすることを楽しみに変えてくれます。

ただ巻きではブリストル同様、回転軸のずれた「オフセット・ロールアクション」を発生し、強い流れの中でもストレスなくリトリーブが可能。トゥイッチングにおいてはロッドアクションにレスポンス良く反応し、長時間の釣りを気持ちよくサポートします。

——————————————–

- PRODUCTS一覧

 

小さな砂防ダム

北海道 道南 ダム湖
Angler: 佐々木 直樹
Field: 北海道 道南 ダム湖 Date: 07/21/2008
Data: ブラウントラウト
Bait: VICTORIA Color: YMM
Bait: DCM Color: LBGO

幼なじみの釣り仲間の1人が、昨年末に仕事の都合で車で1時間半ほどの町へ引っ越してしまいました。彼もルアーマンで、ショアからのヒラメをメインに季節ごと海サクラや港でのロックフィッシュなどを楽しんでいました。その友人が先日帰省した時に興味深い話をしてくれました。

「最近はトラウトフィッシングにハマっていて、小さな砂防ダムでレインボーやブラウンなどを釣っている。50cmクラスはおろか、60cmオーバーも釣れる。」というのです。しかも、車で近くまで行けるのに、他に釣り人を見かけたことがないというのです。

そんな夢のようなフィールドが本当に存在するのか半信半疑でしたが、その話を聞いてからはいてもたってもいられず、翌日に釣行してきました。

説明通りに車を走らせると、自宅から1時間半でフィールドへ到着。そこには約100m四方で高さ10mほどの古びた砂防ダムがありました。大半が流土で埋まっていますが、深いところでは水深3mほど。中央部には流土で出来た島があります。草木がダム内のあちらこちらに生い茂り、流木と複雑に絡み合っていかにも大物が潜んでいそうな砂防ダムでした。

減水している時にはダム内を歩いて探れるそうですが、私が行ったときは満水。両サイドは切り立った急斜面なため、ダムサイトからの釣りとなりました。ダムの上を端から端まで見て歩くと、何カ所かは開けていてキャストできそうなポイントがありました。

ブラウントラウト / ヴィクトリア YMM ヤマメ / ダウンクロスミノー LBGO レーザー金黒最初はレインボー狙いでジュリア、バリロクで攻めてみましたが、30cm前後のブラウンがたまに追ってくるだけ。レインボーの反応はありません。ブラウン狙いに変更し、ルアーをヴィクトリアYMMにチェンジしました。ヴィクトリアはただ巻きでもよく釣れるミノーですが、スローリトリーブ&連続トゥイッチが僕のお気に入りです。

すると、数キャスト目にゴン! と良い手応え。首を振った後に潜る独特のファイトから掛かったのがブラウンであることが分かります。足下にはストラクチャーが多く、ランディングに苦労しましたが、友人に手伝ってもらい無事にネットイン。50cmほどのブラウンをキャッチ&リリースできました。

その後は反応が無くなったので、もう少し深いレンジを探ろうとダウンクロスミノー(DCM)LBGOにチェンジ。同じようにスローリトリーブ&連続トゥイッチで誘い、25cm前後のブラウンを1匹追加し納竿としました。

今回は60cmオーバーは出ませんでしたが、夢のようなフィールドは本当に存在しました。ひと気のないダムの釣りはとても気分が良かったです。いつか大物に巡り合えたらまたレポートさせていただきます。

有名ダム湖にてブラウン

ブラウントラウト / 佐々木直樹
Angler: 佐々木 直樹
Field: 北海道 道南 ダム湖
Date: 07/19/2008
Data: ブラウントラウト 39cm
Bait: BM60
Color: LBGO

私は前年の釣行写真を見て、その時期の状況を思い出しながら釣行先を決めています。

その写真の中に1枚も写っていない場所があります。そこは大型ブラウンで有名なダム湖。ルアー、フライを問わず平日でも人の途切れることがない人気スポットです。そのため、魚へのプレッシャーも非常に高く、昨年は3度釣行したのですが、結局1匹も釣れず、写真を撮ることができなかったのです。

先日、「今年は何としてもあそこで1匹釣りたい」と、リベンジしたい気持ちもあり、そのダム湖へ釣行してきました。ポイントへ着いたのは午後2:00頃。湖面にはフローターで数人のフライマンが釣りをしています。インレット側の岸にもフライマンが2人。前日の雨で濡れていた駐車スペースには数台の車が出入りした跡もあり、散々叩かれた後なのでが見てとれます。今日もダメか…と、早くもここへ来たことを後悔しました。

北海道 道南 ダム湖天候は快晴無風でしたが、両サイドが急傾斜の切り立った山に囲まれているため、日陰になっていて比較的涼しく感じられます。インレット側からフローターでエントリーしました。

最初にチョイスしたルアーはヴィクトリアSS / ONG。支笏湖をはじめレイクでのブラウン狙いではバリスティックミノー80の人気が高いですが、レンジや釣り方の違いなのか、私がよく行く割りと浅めのダムではヴィクトリアSSの実績が高く、最も信頼しているルアーなのです。

ブラウンにはアピール系のルアーが効果的です。ヴィクトリアSSの、着水直後から目視できるほど強烈なワイドローリングによるフラッシングによく反応します。
早速、インレット付近のカケアガリやオーバーハングしている木の下など丁寧に探っていきます。しかし、チェイスもアタリも無いまま1時間が経過しました。この頃、このダム湖で一番のポイントへ到着しました。ここはシャローエリアで倒木などのストラクチャーもあり、ベイトとなる小魚が集まるポイントです。

端の方から順にキャストし、スローリトリーブ&連続トゥイッチで誘っていると、「グン!」。待望のバイトです。チチチチ!と、ドラグが滑ります。無意識でアワセを入れたのですが、グングンと何度か首を振られるとフッと軽くなってしまいました。

気落ちする間もなく、近くで6cmほどの小魚がライズし出したので、ベイトのサイズに合わせてバリスティックミノー60 / LBGOに替え、ライズの先へキャスト。

弱ったベイトを演出するよう、超スローリトリーブで時折トゥイッチを入れるパターンで誘うと、2度目のトゥイッチで、グン! 39cmのそのブラウンは手前に来てから何度も潜り、苦戦しましたが見事ネットイン。小柄なブラウンでしたが、昨年のリベンジに成功しました。

今回はバリスティックミノー60の強すぎないアピール力がベイトを追うブラウンをバイトへと導いてくれました。フィッシングプレッシャーの高いメジャーフィールドではやはりシンキングペンシルが結果を出してくれます。

ブラウントラウト / バリスティックミノー60 / AYU アユ

SEGROで黒鮪20kg

クロマグロ 20kg / SEGRO / 深江真差仁
前回ご紹介させていただきましたクロマグロ専用キャスティングプラグ「SEGRO(セグロ – )」。今回はテスト時の模様をお伝えいたします。

今年の石川県輪島沖では、6月にまき網による大量水揚げ以来、5~80キロまでのクロマグロが漁獲されています。

クロマグロの回遊速度は非常に速いので、本業の漁師たちでさえもその動きを推測するのは困難らしく、1,000本以上が水揚げされる日もあれば10本程度の日もあるようです。

もちろん、我々アングラーにとってはこのまき網漁の存在は脅威な訳ですが、マグロの回遊コースや群れの規模を知る上では重要な情報源となっています。

7月13日、最終テスト中のSEGROのファクトリーモデル5種を持っていざ輪島沖へ。
SEGRO ファクトリーモデル / 石川県 輪島沖

出船前に船長より、前日に1,000本以上のクロマグロが水揚げされたと聞き、漁の行われた海域へと舳先を向けてもらいました。オフショアでの究極のターゲットとも称されるクロマグロは、キャッチに必要な要素が全て噛み合った時にのみ初めて結果が出るゲームです。

待機中これはオフショアゲーム全般に言えるのですが、やはり晴れの日には好釣果が出やすいように思います。

晴れの日には海中が明るくなるからなのか、ベイトが浮くからなのか、それとも鳥たちがベイトを見やすいからなのか?

ともかく、曇天や雨天ではあまり釣果が望めません。当日は午前中は曇り時々雨と、あいにくの空模様。時折遠くでは雷鳴が轟いています。

正午を回った頃より時々晴れ間が覗くようになり、あちこちで鳥山が出来始めました。そして、上空を旋回していた鳥たちが一斉に海面へと突っ込みます。同時に海中からはクロマグロの群れがカタクチイワシを追って水柱を上げています。これは千載一遇のチャンス! 急いで船を回してもらいます。

残念ながら鳥山に近づくにつれ、クロマグロのボイルが収まってきてしまいました。とうとう一度もキャストすることなく、海面はすっかり静まってしまいました。結局、この日はクロマグロのスーパーボイルには一度もルアーをキャスト出来ず仕舞い。

沖上がりまでには三度、クロマグロのスーパーボイルがあったものの、いずれも思う展開にはなりませんでした。確かに、そこにクロマグロは居たのですが、こればっかりは仕方がありません。次の機会に持ち越しです。

石川県 輪島沖週間天気予報と気圧配置の予想図と、毎日睨めっこしながら次の釣行機会を伺います。

迎えた7月17日、能登半島は高気圧に広く覆われ、真っ青な空に海は凪。文句なしの好条件です。午後からは南よりの風が強くなる予報でしたが、出船には問題ないようです。

輪島港より21マイル、クロマグロが回遊している海域を目指します。この日はタックルを3セット用意。リーダーの先にはSEGRO110S、SEGRO110HS、バリスティックミノー100EXをセットしました。

SEGROバリスティックミノー100EXはベリーに鉛シートを貼って32gにウェイトアップし、#5リングにST-66#2を前後にセット。SEGROは共に#6リング、ST-66#1/0をセットしました。

船は間もなくポイントに差し掛かるといったところ。まずは船上の全員の視線とレーダーを頼りに鳥山を探します。

やはり晴天の状況下では鳥たちも賑わしく、羽を休めることなくカタクチイワシの群れを追って飛び回っています。

かなり規模の大きな鳥の群れを発見、しばらく船で追いかけることにしました。

5マイルほど走ったでしょうか。群れの先頭の鳥が向きを変えたかと思うと、突然ダイブしました! 他の鳥たちも次々と海面へと突っ込んでいきます。

ほぼ同時に、ざわついていた海面からクロマグロの水柱が立ちました。あれよあれよという間に辺り一面はまさに洗濯機状態のスーパーボイルを形成しました。

船長は慌てずにナブラが沸き切るのを待ち、船を風上に回してキャストしやすい位置に付けてくれます。

そして、クロマグロのスーパーボイルが完全に射程距離に入りました。

スーパーボイル舳に立っていた私はさっそく、ボイルの進行方向にSEGRO110Sをキャスト。ややテンションをかけてフォールさせます。

すると、コツっというアタリがあったと同時にロッドにテンションが掛かりました。しっかりと2度アワセを入れ、ファーストランに備えます。

思ったよりもラインは出されず、すんなりとファイトの体制に移行できました。その間もスーパーボイルは出っ放しなので、舳先から降りて他のメンバーにもキャストするよう促しました。
ファイト中はラインが交錯しないようにラインの角度に注意しながら一気に寄せにかかります。操舵室からランディングに駆けつけてくれた船長の出したネットに一発で収まり、無事にキャッチできました。後の陸上計測で6.5キロ。エラと内臓を含めて7キロほどでしょうか。丸々と肥えた本メジでした。

本メジ 約7キロ船上では次々と同サイズの本メジがキャッチされ、お祭り騒ぎとなっています。サイズはともかく、かなりの規模の群れのようで、船の周りはマグロだらけになりました。

落ち着いて観察してみるとヒットに持ち込むにはパターンがあるようです。

当日のベイトは10センチほどのカタクチイワシです。巨大なベイトボールを形成しながら、群れは右往左往していました。上空からは鳥が、海中からは本メジが襲い掛かり、時折群れがパッと割れて本メジが突っ込んでいるのがハッキリと見える状態でした。

この状態で効率よくヒットに持ち込むには、まずはキャストの精度が重要です。カタクチイワシの群れの進行方向を見極め、水面に本メジが顔を出す先へルアーを着水させます。

マグロは遊泳力に優れた魚ですが、急激な方向転換は苦手です。なので、ルアーをマグロの鼻先に送り込むイメージで、必ず群れの進行方向の先へキャストしなくてはなりません。

お祭り騒ぎ続いて重要なのはルアーセレクトです。海面近くでカタクチイワシを捕食している状況ではトップウォータープラグでも食うのですが、やはり水平フラップフォールのシンキングペンシルでのヒット率は群を抜いています。

一説によると、マグロが突っ込んでダメージを負い、群れからはぐれてユラユラと落ちる瀕死のカタクチイワシの動きが水平姿勢のフラップフォールとされています。

潜って見た訳ではないので断定は出来ませんが、確かにイワシパターンのクロマグロは水平姿勢フラップフォールのシンキングペンシルでことのほかよく食います。

しばらくカウントダウンさせて食わなければ、トゥイッチングで誘ってから再度フォールさせるのもよい方法だと思います。

同じナブラで同サイズを2本キャッチできた私は、同船者のサポートとカメラ撮影に回り、しばしの間、ことの成り行きを静観することにしました。

スーパーボイルただ、ルアーのテストだけは充分に行いたいので、プロトのルアーを皆さんにも使っていただきました。

輪島沖のクロマグロをターゲットに開発しただけあって、SEGROは好調にバイトを重ねています。ウェイト違いのSEGRO110S、SEGRO110HS共に結果が出せたので、よいデータが取れました。

昨年来、和歌山県紀北でも実績の出ているバリスティックミノー100EXのウェイトアップチューンでも2本の本メジをランディングできました。バリスティックミノー100EXは細身なので強風下でも正確なキャストができ、SEGROとのローテーションで攻め方の幅が拡がります。

バリスティックミノー100EX / セグロ-110途中、一旦沈みはしたものの、スーパーボイルは小一時間続きました。結果、船中6名で11本の本メジをキャッチできました。その後は鳥が羽を休めてしまい、海は静けさを取り戻しました。

次なる鳥山を求めて船を走らせていると、小規模ながら活性の高そうな鳥の群れを発見。

船で追っていると、鳥の群れがベイトボールを捉えたようで、鳥山ができました。やはり、ほぼ同時にクロマグロのジャンプが見え始め、またしてもスーパーボイルに遭遇することができました。
ですが、先ほどのスーパーボイルとは少々様子が異なります。派手にワッと沸いたかと思うとすぐに沈んでしまい、鳥たちも群れを成して移動してしまうのです。ですが、しばらく船で追うとまたワッと沸く、といった具合です。

スーパーボイル姿を現すクロマグロも、先ほどまでとは明らかにサイズが違います。目測で15~40キロオーバーが群れていたように思います。

何度目かの沸きで同船したメンバーが食わせました。フックアップした途端にスピード感溢れるファーストランを見せてくれたのは、17キロクラスのクロマグロでした。

この1尾で再び闘争心に火が着いた私は再び舳先へと立たせてもらい、リールのベールを起こしていつでもキャストできる状態を保ったまま、鳥の群れを追跡します。

しばらく群れを追いかけ、ようやくクロマグロが射程圏内に入りました。ここぞというスポットへキャスト。ベールを返してSEGROをフォールさせます。本メジとは異なる重量感のあるバイトが襲い、思い切りフッキングしました。

5キロ弱に設定したドラグは悲鳴を上げながら逆転し、50メートル以上走られてしまいました。船上の皆はロッドを置き、「この1本を大事に取りましょう!」とサポートに徹してくださいました。

深江真差仁

船べり近くまで寄せると、クロマグロは時計回りに円を描きながら確実に浮上してきます。徐々に間合いを詰め、最後は船長が銛を打ってくれて、クロマグロは船上へと横たえました。クロマグロとしては小型の部類を脱しませんが、今日一番のサイズです。下船後の計量で18キロでしたから、総重量で20キロほどだと思います。

クロマグロ陽が高くなるに連れて、クロマグロのスーパーボイルも収まり、散発的になりました。

結局、当日は船中6名で7~20キロクラスを13本。クロマグロ狙いで船中全員キャッチは快挙といえるのではないでしょうか。

船長をはじめ、漁師の皆さんのお話では、輪島沖のクロマグロは8月一杯までがシーズンだそうです。

トビウオパターンになる日もあるかも知れませんが、大量のカタクチイワシが入ってきているので、当分は安定した状況が続くでしょう。
この日のテストで確信が自信へと変わりましたので、SEGROの最終仕様は決定しました。

SEGRO110 Sは110ミリ/42グラム。SEGRO HSは110ミリ/52グラムです。いずれも3色のラインナップ、フックレスでの販売となります。適合サイズは#6リングにST-66#1もしくは1/0です。

8月末には店頭へ並べられるよう、量産を急ピッチで進めていきますので、ぜひよろしくお願いします。

クロマグロ / SEGRO / 深江真差仁